J1第3節レビュー

皆様おはようございます、こんにちは、こんばんは。いよいよ過密日程の始まりですがいかがお過ごしでしょうか?

水曜日のJ1見ましたか? どこもかしこも白熱した試合が展開されていて非常に面白かったですね。

ではでは、早速レビューを行なっていきましょう。今回は神奈川ダービー1試合です。

J1第3節
横浜Fマリノス3ー2湘南ベルマーレ
MOM:天野純(横浜FM)
神奈川ダービーは俺ダービーでもある。どっちも大好きなクラブなので相も変わらず普段より熱がこもる可能性がありますが、ご了承ください。
ニッパツ三ツ沢球技場で行われたこの試合。スタンドがトリコロールに染まっててカッコ良かったですね。ああいうことができるのもFマリノスのようなビッククラブだからこそでしょうか。
では、試合の方にいきましょう。
Fマリノスは私の予想通りトップ下にマルコスをスタメン起用してきました。が、両SBも変わってましたね。左は高野、右はマツケンでした。マツケン、怪我は軽かったみたいですね。良かった。
一方のベルマーレは中盤の構成がどうなるかでしたが。アンカーの位置にこの日は金子を持ってきました。右に未月、左にやーまんという3枚の構成でしたね。
いざ試合が始まってみると出足が良かったのはベルマーレの方でした。湘南スタイルに原点回帰したようなハイプレスハイライン。2014年くらいのやや懐かしい感じを覚えました。
一方のFマリノスは攻撃が上手く機能しません。一つ効いていたのが冬一の守備でした。左WBに入った冬一は右WGのテルとマッチアップすることになります。このマッチアップで冬一がかなり勝っていたことで、Fマリノスの右サイドは機能不全に陥っていました。
プレビューでは冬一の攻撃センスに着目していましたが、想像以上に守備面も成長していました。テルが中々前を向いて仕掛けることができなかったのです。「ビデオを見て研究していた」とは冬一本人の言。テル対策がバッチリハマったようです。
では、左サイドはどうだったのか。こちらはWGにエリキが起用されていました。しかし、彼はCFタイプ。やはり真ん中で使いたいタイプです。エリキのWG起用が機能したとは言いがたい。
従って、Fマリノスは左右どちらのサイドも機能不全状態に。ボールは持っていたもののシュートは僅かに1本。ボランチのタカ(扇原)が絡んだときくらいしかチャンスを作れませんでした。
対してベルマーレもボールを奪ってからの質がもったいなく、互いに決定的なチャンスはほとんど訪れないまま前半が終わります。
後半、先に試合を動かしたのはベルマーレでした。ダイレクトなパスワークで左右に揺さぶって、最後は寛人が足裏で押し込みます。
なおも機能しない攻撃陣に痺れを切らしたのか、失点の11分後にボス(ポステコグルー監督)が動きます。3枚変えとシステム変更です。
まずシステムを4-3-3から4-4-2に変更。ボランチにアマジュンを、2トップの一角にオナイウを入れ、テルを左サイドに配置変更、右サイドに宏太を入れます。
これが功を奏しました。それまで冬一に蓋をされていたテルがサイドチェンジしたことでようやく持ち味を出せるようになったのです。
ただ、それ以上にとんでもないプレーを見せてくれた選手がいました。アマジュンです。
彼がとにかくヤバい。得点シーン、見ましたか? 1点目のスーパーゴール。2点目の密集をすり抜けるドリブル。おかしいって。ベルギーでどんな進化遂げたんだよお前って思いました。
元々ファンタジスタであり左足には定評のある選手でした。しかし、何ですか、あのドリブルは。あんなの移籍前に見たことないですよ。状態が良いのもありますが、海外での成長ぶりを存分に見せつけてくれました。だからこそのMOM選出です。
この後、一時ベルマーレが同点に追いつきます。やっぱり冬一か、と。流石にスペースが空いてくると冬一の攻撃センスが光りますね。
しかししかし、勝負をモノにしたのはFマリノスでした。宏太のクロスにオナイウが合わせ決勝点。ここも途中出場の2人による得点。ボス采配、ズバリでしたね。
右サイドで組み立て、ベルマーレのブロックを全体的にボールサイドに寄らせてから、CBの岡本とWBの広教の間にオナイウが入り込む。これまたお見事な得点でした。
最終的に軍配はFマリノスにあがりましたが、Fマリノスにも課題は残りましたし、ベルマーレも良いところは存分に見せてくれました。お互いに良かった部分悪かった部分、沢山出たんじゃないかと思います。そういった意味ではこの一戦には34分の1以上の価値があるんじゃないでしょうか。
この先の神奈川の両雄が共に躍進してくれることを切に願います。

今回は以上です。この後、週末のJリーグのプレビューを上げますので、そちらもお楽しみに。ではでは!


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