バイトを辞めたのです

バイト辞めた。10月末くらいから働き始めたところ。当初は半年続けるのを目標に頑張ってて、まあ目標はざっくり見ると達成…になるかな。
働くの向いてない、なんて言ったら元も子もないけど、でも本当にダメダメのダメでした。自分なりに出せるパワーは出したつもりです。どうも私は他の人より体力が無いというか、精神エネルギーが足りないというか。ずっと疲れ、息切れしてた印象です。いつも大きな声で「おはようございます!」とか言える人すごいなぁ。体が重たくって喉も締まってしまって、仕事するので精一杯だった。体育会系に勤めたのがミス。目標とか無視して、もっと早く辞めても良かったなぁ。向いてないことにしがみついて、あの子まだいるの?とか陰口を叩かれて。ほんとなんで居たんだ。
仕事もできないうえに良い人間関係も築けてないんだったら、私を引き止めるものは何にも無かったのだ。「辞める」を言えない臆病さがズルズル半年近く私を食い止めたのだ。

とにかく仕事が遅い。おばさんにスピードと要領の悪さでど叱られて、焦って仕事を早く、要領良くしようとしたらミスを多発。またど叱られる。
後ろで「ハァ〜…」と苛立ちのため息をつかれて、私のメンタルもジリジリと削られる。

ずっと監視されてて、ちょっとでもおばさんの気に食わないことをやってしまったら、苛立ちをぶつけられる。私に気にせず黙々と作業しててくださいよ。おばさんに、ゆっくりする暇無いからね今日は、わかった?と言われ、私もずっと自分の出せる最高スピードで頑張ってるのになぁと思いながらハイッと答え、私が小走りで仕事を済ませてると、視界の隅の方でおばさんが他のおじさんとのんびり談笑してたりする。

う〜んストレス社会。会社の中で蔓延ってたネチネチ体質、陰湿さ、人を悪く言おう言おうとするいやらしさが私の体にも染み付いてないか心配です。あんな嫌な人間にはなりたくない。向いてないなというのは出勤し始めてすぐ気付いていた。長く続ける未来が見えないから、いつ辞めようか考えながら仕事をしていた。続ける勇気よりも辞める勇気の方が必要だな、こういうブラック企業だと。

仕事以前に人間関係でエネルギー消耗してしまう。仕事に注げるパワーが残っていないのです。
やっぱり元気の良い奴が好かれる。失敗しても、気持ちの良い謝罪ができる奴の方が好かれる。私自身も気持ちの良い奴の方が好きだなぁと見てて思う。でも、それが万人にできるかどうかと言えばそうじゃないんだ。努力ではなく才能、素質の問題なんだ。私は昔からパワーも元気も無い、なるべく省エネで日々を過ごそうと努力してた人間だからさ、努力で補えるならもう治っている筈なんだよ。努力は学生時代にしたからね…。

私の働いてたバイトは割とブラック寄りで、朝は吐き気と戦いながら出勤。挨拶しないと叱られる。挨拶しても返してもらえない。私に怒るくせにあなたはしないんだ〜へ〜!とにかく挨拶には厳しい会社だった。親族経営だから、根っこはかなり歪んでる。
女が強い会社で、そこで働いてる女たちはまあ皆んな偉そうだった。我が強くないとやっていけないのだ。どんな善人でも悪口を言われるジメジメした場所。奥様というボスがいて、女の作り上げる男尊女卑はこんな感じなのだと学んだ。男の人には良い顔をしたい、いくつになってもそれが女の本能なのですね。

細かいルールが沢山あって、それをミスすると大変なことになる。クビにはされないけど嫌がらせはされる。
男の人は優しい人が多かった。横暴だと女の人たちに可愛がってもらえないからね。可愛げはこの会社の中で大切。それがないと居場所が無くなるので自主退職するしかない。
女の人も優しい人はいた。でも毎日出勤してる人たちはみんな怖かった。怒るように喋るんだもんなぁ。余裕が無さすぎる。この環境が厳しい人間を作り出しているのだと思う。優しい人たちは、たまに出勤して早めに帰宅する人たちが多かった。長くいちゃダメな職場なのだ。性格が変わってしまう。
最初優しかったのに、毎日おばさんの嫌みと嫌がらせを受け、横暴な性格になった人もいた、と聞いた。無理も無い。優しいままじゃ生き残れないのだ。なんなんだこの職場は。変な上下関係、同調圧力、いじめが横行し、思い出すだけで無理〜…となる。労働基準法なんてものも存在してない、古すぎる体質。こんな会社に出会ったのもまあレアな体験として、思い出の奥深くに沈めておこう。

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