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うみべの女の子

映画っていいなぁ。気分が晴れ晴れとする。
映画館を出た後の町の風景は、一際キラキラして見えてすごく綺麗だった。さっきまでの自分が洗い流されて、生まれ変わったみたい。世界が美しい。すべてがいとおしい。
今なら何もかも愛せる気がする。

「うみべの女の子」という映画を見た。

浅野いにおの漫画が原作。思春期ものはもうお腹いっぱい…いらないや…と思ってたけど、この映画はすごく良かったな。
主人公の女優さんも浅野いにおの漫画から飛び出してきたのかってぐらい作画が同じだったし、男の子の方もめちゃくちゃ惹き付けられた。

映画を見ながら、昔の自分を思い出して涙が出た。まだ「青春」というものに未練たらたらなようです。

浅野いにおの絵がすごく好き。
漫画の内容はハードすぎてあまり読めてないけど、でも、あの絵がすごく好きで真似して描いたりしてる。かわいさと、生々しさ。

そういえば外出するの三日ぶりくらいだな。

ポテチと、コーラと、酒と、その他肉類を食べるだけの脳死生活。5ちゃんねるを24時間ぶっ通しで見て、眠くなったら寝て、起きたらまたネットを開く日々。
こんなんじゃどんな病気になっても文句言えないね。
今朝ついに体調に異変をきたし、吐き気に苦しみながら、自分がとんでもなく無茶な生活をしていたことに気づく。夜に食べたメンチカツが生焼けだったのか、あたったみたい。

このままじゃまずいよなぁと反省しながら、外に行く理由を作らないといけない、という使命感を持って映画館に向かったのでした。

外に出て、やっと自分が正しい生き物になれた気がした。
やっぱり定期的に外出しないとダメだなぁ。自堕落な日々、退散。

追伸。最近誰かに殺されたり、殺したりと物騒な夢ばかり見る。疲れてるんだろうか。

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