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成功するプロジェクトとそうでないものの差。


きょうはハロウィンナイト🎃

(これは昨日の夜に書いて寝落ちしました)

これにて今年の大きなイベントは終了。八ヶ岳は静かな冬の準備に取り掛かります。ということもあって、いつものBARにてしっぽり。いつもより濃いめのジンをいただく。

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これ写真からして分かりにくいんだけど、普通のグラスの1.5倍くらいあります。30センチくらいかな。バーテンさんの粋な振る舞いでございます。


成功するプロジェクトとそうでないもの。

これまでの人生、いろんなプロジェクトに関わって来ました。企業の事業だったり、個人的な小さなものだったり、行政がらみのものだったり、なかなかこの幅の広さはいい経験だと思っています。

自らもいろいろとチャレンジしてみて、おそらくその9割くらいは失敗してきました。世の中そんなに甘くはないのです。

そんなこんなで擦ったもんだの人生。だからこそ見えてきたものもあります。どういったものが上手くいって、どういったものが上手くいかないのか。そこらの線引きを若輩者ながらしてみたいと思います。


成功の条件は「誰が何をしたいのか」が明確にあること。

上手くいくプロジェクトは決まって主語と目的がハッキリしています。誰が何をしたいのか?が明確なのです。

そういえば、ぼくにはFTM(トランスジェンダーのひとつ)の友達がいます。FTMとは性同一性障害のひとつで身体は女性だけど心は男性の人のことを言うそうです。

LGBTという言葉は最近になってこそよく聞くようになった言葉ですが、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、の頭文字をとってLGBTと称されますが、よくよく知ると「え、トランスジェンダーだけ複雑すぎね?」とか思うのです。

こうやって言葉で説明することすらはばかれるくらい、当たってるのか間違っているのかもよく分からないくらい難しい世界なのです。FTMという言葉はこの友達のおかげで知ることができました。

その友達はいまお付き合いしている彼女と結婚するためにひとつのチャレンジをしようとしています。

ちなみに彼女(見た目が女性の方)のほうともぼくはお友達なのですが、その彼女は恋愛対象は男性の方です。でも実際にお付き合いした方は性別は女性だったという。世間的にはもしかしたら賛否両論あるのかもしれませんが「そんなの関係ねい!」な感じのお二人をぼくは尊敬しているし大好きです。

話は戻ります。彼らの今回のチャレンジはふたりが結婚するために性別適合手術を受ける費用をクラウドファンディングで募るというものです。日本では基本的には同性婚は認められておらず、女性が性別を変更するためには子宮を摘出しなければならないらしいです。(もっと複雑な条件があると思うのですが、ごめんなさい、難しいのでひとまず簡単に説明させていただきます。)これ、めちゃくちゃ主語と目的が分かりやすいです。

この試みは賛否両論あるそうです。ぼくはとてもhappyな試みだなとおもったのですが、同じように性別適合手術をした当事者から反感を買うことは間違いなしと聞いたときには驚きました。反発はあるかもしれないけど、その反面、主語と目的が明確だからこそ支援者も多く存在します。特に身近な人が応援しやすいのです。

いろいろあるかもしれないけど、友達だったら応援しない理由はないじゃないですか。これが他人だったら事実関係がどうとか、法律がどうとか、世界的にどうだとかいろいろと面倒な検証をしなければ納得できないこともありますが、尊敬する友達が夢を叶えたいんだから、そんなんたとえ細かいことが間違っていたとしても応援するという選択肢しかないのです。少なくともぼくには。

そのくらい「誰が何をしたいのか?」ということは大切なのです。成功のたった一つの条件と言っても過言ではないと思います。


ふわっとしたものは結果もふわっとする。

逆に主語と目的が明確ではないふわっとしたものは、きちんと着地しません。明確な主語がないので「これ誰得?」ってな状況になってしまうのです。

それっぽくいい感じのことを言っていたとしても「誰?」が明確ではないと応援や支援する方も迷います。「これ、誰が叶えたいことなん?」となってしまいます。

会社の事業って、こうなることがとても多いです。なぜかというと「誰がやりたい」という理由ではなく、「会社の利益」を理由にスタートしてしまうことがあるからです。また、上から降ってきたミッションを黙々とこなすことが組織の仕組みになってしまっていることもあげられます。

もちろんそうじゃない会社もあって、個人やチームの「やりたいこと」を事業として落とし込める風潮や仕組みがあるところはプロジェクト達成のモチベーションが高くなるので、成功する確率も上がります。


これは自分の人生でも同じ。

会社組織の例を挙げましたが、これは個人の人生においても同じです。上に紹介した兼子メイくんはめちゃくちゃ自分の人生を自分で選択して生きています。たぶんほとんど惰性で生きていることなんてないんじゃないかと思います。そのくらい自分の人生に一生懸命です。

何をするにしても「自分がどうしたい」という軸をはっきりと持っています。他人はどう思うかは分かんないけど、おれはこう思う、ということをはっきり言える人です。そういう人はやることなすこと自分に正直で本気なので、仲間がついてきます。応援してくれる人が現れます。応援してくれる人が現れることによって、さらに自信やモチベーションにもつながります。

「自分がどうしたい」という軸をはっきり持つことは人生において良いことしかないのです。


小さなことでも良いから自分に素直になってみる。

「自分がどうしたい」という軸は小さなところからでいいと思います。たとえば「なに食べたい?」とか。「なに飲みたい?」とか。そんな大きなプロジェクトや夢じゃなくてもいいのです。

ぼくはいま絵を描きたいし、歌を唄いたい。絵は展示したいし、歌は仲のいい友達の前で歌いたい。それはとても幸せなことだなって思います。ただそれだけでいいなって思います。

そしてこの小さな「自分がどうしたい」という軸は表現するたびに雪だるま式に大きくなって、大きな夢や影響力を与えるプロジェクトや存在へと変わっていくのでしょう。だから小さな「どうしたい」を大切に。まずはそこから。




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