見出し画像

MBTIの変遷

0.はじめに

 「メモの魔力」から1000の質問を考えるうちに、「そういえば性格もずいぶん変わってきたんだな。」というのを感じました。自分の性格の変遷とMBTI診断の結果の変遷を合わせて考えてみたいと思います。


1.MBTIとは

MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、 性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解し、 自分をより生かすための座標軸として用いることを最大の目的にしています。(日本MBTI協会)

 性格診断みたいに質問に答えていって結果が出るけど、一生そのタイプってわけじゃないみたい。「私は〇〇タイプだから~」って考えてしまうけれど、そうじゃなくて、「今どんな考え方を持っていて、どんな未来にしていくか考える」ということが重要だと思う。


2.私のMBTI①高校生~大学2年生

 初めてこの診断を受けた時は、INTJ(建築家)という結果でした。


この上なく孤独、そして最も希少で戦略に長けている性格タイプのひとつで、建築家型の人達自身、これをすべて痛いほど感じています。全人口のわずか2%を占めていて、特に女性が珍しく、全人口のたった0.8%です。自分と同じ考えを持ち、その飽くなき知的追求心や、まるでチェス試合のような駆け引きについていける人を見つけるのに苦労することが多いのです。想像力が豊かな一方で決断力があり、野心に溢れている反面、引っ込み思案で、驚くほど好奇心がありますが、エネルギーを浪費しません。(16Personalities)

 この頃の私は大学受験を控え、『いかに効率的に勉強して、生産的に毎日を過ごすか』ということばかり考えていました。

大抵の人には理屈に合わなく見えますが、建築家型の人達は、明らかな矛盾であっても、それが少なくとも純粋に合理的な観点から見た時に、完全に理に適っている場合、それに従って生きることができます。例えば、最も夢想的な理想主義者であると同時に、最も辛口な皮肉屋でもあります。あり得ないほど相対する性質のように見えますが、これは、建築家型の人達が、知性を活かして努力し熟考することで、あらゆる物事が可能になると信じている反面、同時に、人はあまりにも怠惰で浅はか、または利己的なため、実際にこうした素晴らしい結末には至らないと信じているためです。(16Personalities)

 「自分は勉強すれば、練習すればなんでもできるようになる」と思いつつ、がんばらない周りの人を見て、「どうしてがんばらないのか」が本気でわかりませんでした。今思えば、時間の使い方も、勉強にどのくらい重きを置いているのかもその人と私は違うのに、そこもわかってなかったのかな…

 今思うとこの頃が一番つらかったな。時々『自分じゃどうしようもできない悲しいこと』がやってきて、一人で泣いてました。「もっとこうなればいいのに」が中々できなくて、理想と現実のギャップに苦しんでいました。

3.私のMBTI②大学3年生~大学4年生

 次に診断を受けた時は、INFP(仲介者)という結果でした。


仲介者型気質の人は、真の理想主義者で、極悪人や最悪の出来事の中にさえも、常にわずかな善を見い出し、物事をより良くするための方法を模索しています。落ち着きがあり控えめで、内気にさえも見られますが、内には激情と情熱があり、まさに光を放つ可能性を秘めています。全人口のわずか4%を占めているだけで、残念ながら、誤解されていると感じることが多いかもしれません。しかし、同じ考えを持つ人々を見つけて共に過ごす時、そこで感じる調和が、仲介者型にとって、喜びやインスピレーションの泉となるのです。(16Personalities)

 この頃はなぜか人脈がすごく広がって、いろんな人と友達になったり話しかけてもらえました。私は名前を覚えるのが苦手なので、「あっ!さっちゃん!おはよ~」と声をかけられても「(誰だっけ…)あっ、おはよう!」というやり取りがよくありました。

 大学2年生の時から障がい者支援施設でアルバイトを始めて、1年たっていたので『言葉が伝わりにくい人とどうやって意思を通わせるか。』『どうしたらパニックになっている人を落ち着かせられるか』などなどを考えることが多く、社交性や共感力が身について来ていたのだと思います。

 周りからは『いい人』『できる人』『頼れる人』というイメージを持たれ、「本当は何もできないのにな…」と自己肯定感が下がっていきました。周りの人には優しくしたいけれど、いい人になるために、自分が苦しむのはどうなんだろう、と考える日々が多くありました。

3.私のMBTI③大学4年生~今

 自分をもう一度見直そうと、もう一度診断したところ、INFJ(提唱者)という結果でした。


提唱者型の人達は非常に希少で、その数は全人口のわずか1%未満ですが、それにもかかわらず、世界にその足跡を残しています。外交官であることから、生まれながらに理想主義者で道徳感覚がありますが、提唱者型の人達を際立たせているのは、付随する計画型の気質です。提唱者型の人達は、無味乾燥な理想を掲げる夢想家ではなく、具体的な措置を取りながら目標を達成し、前向きで永続的な影響を与える力の持ち主なのです。(16Personalities)

 自分についていろいろ悩んで、やりたいことをやっていく中で、今のところはINFJがすごく落ち着くし、自分の性格ともやりたいこととも合致してる気がします。

 「計画性」に関しては中学生の頃からテスト勉強に向けてTO DOリストを作っていましたが、スマホでいろんなアプリを活用するようになってから、さらに細かくなりました。

 上記の二つのタイプの時は、『こんなこともできない自分がつらい。』『昨日も今日もこのタスクができなかった。明日もできないかもしれない。』と、やることをすごく重くとらえていて続かない方が多くありました。でも最近は「できなかったら、どうやったらできるのか考えてもう一回やればいいじゃん」と思えるようになり、気分も安定してきました。

4.変遷のまとめ

 変わっていないところ→内向的であり、直感でとらえる。

 変わったところ→思考して判断するタイプから感情で判断するタイプになった。周りとかかわる時は、計画好きから土壇場好き、そして計画好きに戻ってきた。


5.おわりに

 現時点での性格なので、この先も変わるかもしれない。今までずっと内向的に生きてきたけど、何かのきっかけで外交的な人になるかもしれない。でも今の生活が今までで一番わくわくするし、気持ちいい。何よりも、『悩む』より『考えて結論を出す』方が、向かっている感じが自分に合ってていい。

 今後は、INFJについても他のタイプについても、自分の考え方や経験から伝えられたらいいなと思っています。

 「自分ってなんだろう」って悩んでいる人はMBTIをやってみてほしいし、「私の性格は変えられないんだ」って悩んでいる人は間をあけてもう一回診断してみてほしいです。

 写真はみんなのギャラリー ちーぼーさんからお借りしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?