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歴史を感じた!スモークサウナだらけの村へ行ってきた

サウナーの皆さま、こんにちは!
2023年秋オープン予定、「サウナヨーガン福岡天神」の田中です。
サウナ―の皆さまに喜ばれるサウナを作るため、サウナ王国フィンランドへ視察に行ってまいりました。

今回ご紹介するのは、スモークサウナ。
日本では消防法の観点から実現が難しいと言われていますが、さすがサウナ王国フィンランド。
そのスモークサウナだけを集める「村」があるんです!

スモークサウナとは、煙突がないサウナストーブでゆっくり時間をかけて薪を燃やし、大量の石が赤くなるまで熱して、室内を温めます。
その際に発生する大量の煙でサウナ室内を充満させるので「スモークサウナ」。

大量の薪をくべりきった後は、扉をあけて有害な煙や灰を出しきります。
しっかり室内が温まり、有害な煙が抜けて無害な空間になるまでには約7~8時間の手入れが必要だそうです。
準備完了したスモークサウナはその後、追い炊きをしなくても十分な温度が保てます。
時間が経つにつれ、石の温度変化があるのも楽しみの一つです。

村には、男女一緒に入浴できる24種類のスモークサウナと美しい湖、きれいな青空、緑しかなくて、まさに「サウナの村」といった雰囲気でした。

サウナキュラ

現地の方から、「サウナキュラ」について色々おもしろい話を聞けました。

・昔、サウナ小屋は「出産」「食べ物の燻製」「ビール発酵」などでサウナ浴以外にも利用されていた。
・フィンランド人にとって”サウナ”は生活のすべての中心だった。
・サウナ室は神聖な場所。
・サウナ室に「精霊」が住んでいると考え、その「精霊」を大事にしてる。
・この村では古代から変わらない素晴らしいロウリュを味わえれる。
・ストーンは蓄熱なので、ロウリュウの質が変わってくる。
・日本のサウナとは輻射熱や考え方など根本的に違う。

サウナ協会の会長

説明を聞いた後に、すぐさま水着に着替えてスモークサウナ小屋へ。

更衣室の扉(入口)

スモークサウナの扉を開けると、室内は煙が漂い、スモーキーの香りがすごくしました。

スモークサウナの中

小屋自体の明かりは、暗くて、扉を閉めると隣の人の顔がギリギリ見える状態です。
サウナ室の温度はあまり高くなく、肌感だと70~80度ぐらいです。
現地の人が言ってたロウリュをすると、輻射熱のパワーがすごい。
蓄熱だけで「こんなに熱くなるのか!」という衝撃でした。
ロウリュの質も心地良く、まろやかで癒されました

別の小屋へ移動をして"2階建て"スモークサウナへ。
1階はサウナストーブ、2階は座る場所があります。
ストーブには、なんと3500kgの石が積んであるそうです!
「やばすぎ!(笑)。」
長い柄杓を持って、2階から1階のストーブに向けてロウリュします。
その際にコツがあって、バシャバシャ多面的に水をかけるのではなく
下の石に届かせるイメージで一点に集中してロウリュします。

長い柄杓

スモークサウナの壁はものすごく真黒。
これは壁が煤けているだけなので、うっかり壁にもたれ掛かると背中の肩甲骨あたりに黒い羽がつきます。
これを「スモークエンジェル」と呼ぶそうです。
一度つくとなかなか取れないそうなので、要注意です。

サウナ後は、ベンチに座り涼しい風に当たりながらクールダウンします。
フィラランドの気候のせいなのか、水風呂にも入っていないのに、風に当たるだけで超気持ち良い。
水風呂代わりに、近くの湖に入ることができます。
1度だけ浸かりに行きましたが、ものすごく冷たかったです!

スモークサウナの前にある湖

なかなか経験できないスモークサウナ。
そこで感じたのは
スモーキーな香りに包まれながら、息苦しさがなくリラックスしてサウナを楽したこと。そして蓄熱ならではの「ロウリュの質の変化」を味わうことができました。
何より、水風呂なしで「こんなに気持ち良いんだ」ということ。

サウナは「神聖な場所」。サウナヨーガン福岡天神は、サウナーの皆さまのメッカとなるようなサウナを目指します。

【ホームページ】
https://yogan-sauna-fukuoka-tenjin.jp/

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