「初めてサウナに入った日本人」
漂流者のロシア見聞を聞き書きした「環海異聞(かんかいいぶん)」という記録がある。
寛政5年(1793)奥州宮城郡の水主、津太夫・儀平・左平・太十郎ら16名が若宮丸という船に乗り組み、石巻から江戸へ向かう途中、難風にあい、八ヵ月も海上を漂ったのち、アリューシャン列島のオンテレイッケ島に漂着、ロシアの都市ペテルブルグに辿りついた。漂民ら10名のうち、後に4名が帰国(6名はロシアに残留)
この書に6巻に、ロシア式サウナ「バーニャ」の記録がある。
風呂は空風呂にて、銘々の家にあり、