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「サウナで我慢してはいけない」

 サウナでの我慢は禁物、自分に合った時間を見つけ、無理なく入るのが一番です。長時間入ることがスマートで、短時間が恥ずかしいことではありません。極端に無理をすると命に係わる。絶対に、絶対に無理してはいけません。
世界サウナ選手権は、1999年から2010年まで。20カ国以上からの出場者を招き開催された、フィンランドの国民的なイベントでした(フィンランドサウナ協会は強くイベントに反対していましたが)

大会のルールは、以下のとおり

開始温度は110℃
ストーブに、0.5リットルの水が30秒ごとに注がれる
アルコール摂取は禁止
競技前は体を洗い、クリームやローションを洗い流す
ベンチに、お尻と太ももで座る
水着の着用(ズボンの脚は、最大20cm以内)
競技者はお互いを邪魔してはいけない
審判の要請に応じ、親指に感覚があることを確認する
競技者は、自力でサウナを出ることができなければならない

そんな中、2010年の決勝戦で、痛ましい事故が起きました。2009年の優勝者Timo Kaukonenさん(フィンランド)写真左から2番目と、Vladimir Ladyzhenskyさん(ロシア)写真左との一騎打ちで、開始6分 両者が倒れ、病院に搬送され、Ladyzhenskyさんが亡くなってしまったのです。(主催者は禁止していた鎮痛剤と軟膏を使用した可能性があることを明らかにした)
九死に一生を得たTimo Kaukonen氏も、2ヶ月間の昏睡から目が覚めたものの、彼の呼吸器系は焼け焦げ、彼の肌の70%が焼失し、腎臓はクラッシュしてしまいました。(10ヶ月後には奇跡的に回復し退院することができた)

ご冥福を祈りつつ、私たちは無理のないサウナを楽しむことを心に誓いましょう。

以下は、Timo Kaukonenさんのが事故に合う前年の、日常を捉えたドキュメンタリー映像「Sweat」です。

http://vimeo.com/6176250

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