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【キャリア】ゴールなき人生

終わりなきcanを増やすゲーム

僕は、社会人になってから、法務で経験を積んで、MBAを学び、リクルートに転職して、M&Aをやって、事業推進(経営企画のような機能)、事業開発、統括(管理会計)と経験を積んできた。宅建も一発合格、TOEICも915点。論理的思考力、分析力、ファシリテーション力、プロジェクトマネジメント、、、いろんなスキルを身につけようと努力してきた。

しかし、30代も終わりに差し掛かる頃、そんなcanを増やし続けるゲームに

『これキリがなくね?』

と思うようになった。

僕は、39歳のときにリクルートを辞めて、40歳のときに司法試験を受けて弁護士になった。40代以降の職業人生では、自分の得意分野である法律を背骨に据えて、人の力になろうと思って。

第2の青春

リクルートを辞めた後、東大の法科大学院に進学した。大半が20代。しかも自分の人生では縁がないと思っていた東大のキャンパス。キャンパスは自分にとって特別な場所となり、そこへ行くとスイッチが入り、変なテンションで勉強に集中した。
入学して半年経った頃、司法試験予備試験に合格した。自分でもびっくりした。合格率4.6%。合格者の大半が20代の学生。そんな予備試験に自分が合格した。途中、想定外のことだらけだったが、奇跡は起きた。その翌年、僕は、司法試験に合格した。
途中、コロナがあって大変だったが、まさに

『駆け抜けて青春』

の日々だった。

弁護士になってみてどうよ?

司法修習生時代をまったりと過ごし、僕は弁護士になった。お客さんに面と向かって感謝の言葉をいただけることに充実感はあった。

だが、毎日仕事に追われる日々を過ごすようになった。離婚、相続、交通事故、労働、刑事、景表法、金商法、不正競争防止法、著作権法、個人情報保護法、、、
そして、程なくして、

『あれ?せっかく弁護士になったのに、会社員時代とあんまり変わってなくね?』

と思い始めた。

気づけば、またcanを増やすゲームが始まっていた。もちろん弁護士になったばかりなので、弁護士としてのcanを増やすことは大事。

ただ、それだけではきつい。いつまでもcanを増やすゲームをやっていると、それだけで自分の残りのビジネス人生はあっという間に終わってしまう。

ゴールがある人生とない人生

そこで、僕は、弁護士になる!という明確な目標があった受験生時代の人生と、特に目標がなかった会社員時代、そして弁護士になってからの人生の差分にようやく気づく。

『自分に欠けているものはゴールか』

ようやく気づくとかマジでアホだなと思いつつ、そんな課題感を強烈に持っていた時、以前話を聞いたコーチの話を思い出した。彼は「ゴール設定が全て」と確かに言っていた。

ゴール設定が全て

ゴールがないと、脳は現状に最も強く臨場感を持つ。なので、ゴールがない人生は、現状維持にしかならない。

現状を変えたいなら、現状の外側にゴールを設定するしかない。

以上が、僕がコーチングを学んでみようと思った大きな理由の一つである。

なんとなく、自分の中には既に現状の外側にゴールがあるのだけど、それは言語化されていないし、プロセスも見えていない。そして、コーチングを学ぶことが”invent on the way”な気がしています。

自分の残りの人生、何に青春を注ぐのか。
あなたならこの問いに、どう答えますか?

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