上京銭湯日記___4_

上京銭湯日記。 ~第十回 明大前 松原湯~

皆さんおはようございます。この記事は昨日呑んだくれて書くのが面倒くさくなって水曜日更新であるのに木曜日に書いているという失態を犯している筆者です。
僕のこの汚れきった心を銭湯に行って洗い流したい。そんな気分です。

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明大前駅から徒歩5分ほどのとこにあるのは昔ながらの雰囲気をガンガンに醸し出している松原湯。
初めて行ったパターンの銭湯で、銭湯ってこれが原型なんだなと思わせてもらえる銭湯。
少しタイムスリップした気分でした。
それでは覗いてみましょう。

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手ぶらで入店してしまった僕にまずは大きな壁が。

「レンタルタオルはやっていませんよ。」

どうしよう。

ハンドタオルを50円で販売していたのでなんとかなりましたが、販売していなかったらどうしていたんだろう。銭湯の入浴料金(10月から470円)とタオル購入代合わせて520円を払い、いざ浴場へ。

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特になんの変哲も無い脱衣所を超え出迎えてくれたのは白湯。
この銭湯は水風呂もサウナも無い。
そしてシャンプーやボディソープも無い。ここでまたピンチになった僕は体を洗っていたおじいちゃんからおすそ分けしたもらいました。
このピンチもなんとか回避。
今まで行っていた銭湯と違いすぎて、なんだかリズムが崩れるなぁ。

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何にもない銭湯。入ってすぐ正直ハズレだなあとか思ってしまった自分がいます。
でも、おじいちゃんからシャンプーも借りたことをきっかけに会話が生まれおじいちゃんと銭湯の関わり方を聞くことができました。

昔からこの辺に住んでいるそうで子供の時からよく通っていたそうで大人になったら子供を連れても来ていたそう。
子供たちも家庭を持ち、家から出て行くと同時にさみしきなったそうで。
昔の記憶や少しさみしい気分になった時にこの銭湯を訪れるんだとか。

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直接銭湯に来ている人に聞いたのは初めてで、なんだかとてもほっこりして心が豊かになりました。

人の人生の話など飲み会などで聞く機会は少しばかり経験はありますが、銭湯で銭湯との関わり方を人生に沿って伝えてくれたのがなんかすごく新鮮で。

これからもいろんな人と銭湯との関わり方をみんなに聞いていければいいな。

おわり!