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上京銭湯日記。 純情岩手編 ~金ヶ崎 駒子の湯~

※サウナイキタイのサ活と同じ内容になります。

1ヶ月ほど前から故郷の岩手県に帰ってきております。実家が北上なもので宝珠の湯によく家族で行っていたのですが今回は久々に駒子の湯へ。

文字数制限でサウナの魅力を書き切れなかったことを機にサ活の投稿をしなくなりましたがこの駒子の湯が本当に良かったので久しぶりに寄稿させていただきます。

こちら駒子の湯は硫黄系の温泉と水風呂、サウナからなるいわゆる一般的な温浴施設。
普段は体を流したあと水通しをして体を拭きサウナ室へ行く僕ですが、今回は温泉に入りたいという今までにない欲望に駆られ下茹でからのスタート。

さて、どんなものかと入ってみると。
熱い。すごく熱い。
久しくこんな熱い湯に浸かっていなかったので耐性は落ちてました。
ですが、東京でひたすら銭湯を巡るのが大好きだった僕にとっては嬉しいサプライズ。銭湯ってあの熱さがいいんですよね。
熱いとこほど、歴史がある銭湯なんだなと思わせてくれるため、もっと銭湯を楽しもうという気分にさせてくれます。熱さだけで言ったら萩の湯の薬湯ぐらいの熱さです。
ね?熱いでしょ?
5分もせずに体は火照り、掛け湯をした後に水風呂へ。
3-4人はゆうゆうに入る広さ。果たしてどうか。

・・・
・・・
・・・

あれ?すごくきもちい。
冷たい、そしてなんだこれ。
すごくきもちい。
柔らかさの中に突き刺す冷たさ。
これは羽衣を作ったらもっと楽しめるのでは。
15秒ほどじっと待つとしっかりとできた羽衣。
思わず口から漏れるを「幸せ」の一言。
この感じたまりません。ととのいへの誘いが始まりました。
1分弱ほどで上がり、サウナ室脇の休憩イスへ。
整うまではいかないにしても、湯船からの水風呂にしては上出来。
これはいいサ活になる予感。

3-5分ほど休憩し、いざサウナ室へ。
どんな世界が待っているのでしょうか。

ギーッ。

入ってすぐにわかるあのドライサウナっぽい熱さ。
昭和のガシガシ系で肌を刺激してきます。
温度計は90度を指していましたが天井が高い分、2段目でも実質85度くらいかなと。

テレビがなく、昭和よりさらに前の歌謡曲が流れています。
まさにあの銭湯を連想させますね。
そうです、三茶の駒の湯です。
テレビもなくて集中して入れます。

じんわり温まること10分。最後に追い込もうと思い秘技背面受けを。
ストーブの前に背中を向け、立ち尽くさてさらに1分。

噴き出る汗は止まるところを知らず、僕もそれを止めようとはしませんでした。

サウナ室から出て掛け湯を行い、いざ水風呂へ。

先客がいたので羽衣を崩さないようにゆっくりゆっくり入ります。
くううう、やはりたまらん。
この柔らかさ、駒込のロスコを連想させます。

しっかり冷えていて最高です。
チラー何個ぶち込めばこんなにきもち良くなるのか。
そんなことを水風呂に入りながら考えていました。
この柔らかさと冷たさ。すごいです。

やはり1分ほどで限界を迎えサウナ室脇の休憩イスへ。
ぐーっと頭が浮くような感じ。
ととのいのお時間がやってきました。

足と手を見るとしっかりと出た甘み。
そりゃ整いますよね。
岩手の大自然に溶け込んでいくよう、満点の星空に包み込まれるように僕はととのいの世界へ。

ふおおぉぉぉ。たまりません。
グーっとくる感じです。
たまりませんね。
毛穴がピンッピンッ。となる感じがまたきもちい。
しっかり整ってるう。

はぁ、幸せ。

この後2セットかましてバッキバキにととのいました。
一緒に行った父には水風呂が冷たすぎたそうで帰り道にあの良さを熱弁しました。

上がった後フロントの人にどうしても水風呂の秘密が知りたく、聞いてみることに。

すると、チラーはなんと使っていないとのこと。
しかも水道水なんだって。驚きです。
あんなに柔らかくて冷たい水風呂が蛇口ひねれば出てくるなんて。
意味わかりません。

理由を聞くと駒子の湯近辺は工業系の工場?施設?が多いらしく水が本当に綺麗に磨かれているんだとか。
なるほど。流石におかしいと思いましたよ。

これが普通なんて贅沢とかのレベルじゃないですね。

本当はサウナイキタイのサ活に書きたかったのですが、しっかりと文字数をオーバーしてしまったのでnoteでの執筆。

今回も素敵なサウナに出会えました。
ありがとうございます。