実例

生命の樹の
向かって左の柱、右の柱

それぞれ名前は厳格の柱(Pillar of Severity)、
慈悲の柱(Pillar of Mercy)

(真ん中の柱は平衡の柱(Pillar of Equilibrium)つまり中庸的な事と思う)

それぞれの柱に複数あるうち、一番下のセフィラは
厳格の柱側が
「ホド」、
慈悲側が
「ネツァク」

ホドに関連する概念は理性で、ネツァクは情動
そして柱全体で、ホドのある厳格の柱が「形態」、
ネツァクのある慈悲の柱は「力」

別に全然理解できる概念だと思うんですが
自分的に、実生活にしっくりおとしこめる例えが見つかりませんでした

そのなかで一番気に入ってた例えは
漫画『クニミツの祭り』

の2大主人公
不破先生とクニミツ
不破先生はホドでクニミツがネツァクです
(不破先生は理論的で理性的、クニミツは人情に厚く本能的でワイルド
でもどっちも素晴らしい政治家、リーダー

ちなみに漫画的に、
結果「どちらが正しい」
という話ではなく

2人がライバルとして競い合い、物語が進むにつれて
お互いが相手の「自分にない部分」を吸収してより良い政治家になっていく

(基本的に「庶民に『上から』与える」タイプの不破先生は、
一般庶民の目線まで下りて寄り添うよう努力したり
クニミツはたまに理論的に考えるように😂笑なる😂笑)

そういう2人の姿はちょっと感動的でした

だから、二極化世界といっても「どっちが」というより
「どっちも」
で、補い会う姿が美しいなあという理想図的な漫画でした

なのでホドとネツァクに関してはそれで落ち着いていましたが

ある日
skyhiさん(私のnote頻出)の「大切な曲と共に人生を振り返る」動画を見ていたとき

skyhiさんが思春期の時からの自分に影響を与えてきた音楽について語るさい

『ファレルウィリアムスにははまった
彼に関してはインタビュー記事を読みあさり彼のルーツも探った』

と。

そこで

『その頃から音楽を
衝動的本能的だけでなく
体系的に
聴くようになった』

、、府に落ちました、、、

本当にskyhiさんはシンプルな言葉で芯をつくのが上手いです

「理由はわからない、ただとにかくこの曲に惹かれる」

から

音楽のジャンルなりルーツなり歴史なり、音楽理論なり、
に興味をもつようになった(おそらく)

音楽が好きだ、ということに対する
ホドとネツァク

とにかくこの音楽が好きだ、ドラムもやりたい、で
夢中になってやった
それが「情動」であり、凄まじいエネルギーだというのはわかるので
それはつまり、ネツァクの概念、
力、そして愛、引力

ルーツ探求や音楽史なりは
知的好奇心な部分もあると思うし(その道中でどうしても「別に自分は興味ないところ」を通ることもあるので。でも体系的に、全体的に理解するためにはそこを通ることも必要とおもう)

形態、の柱が理論、とか言語、につながるのはわかるとしても
「形態」っていう言葉がいまいちしっくりこなかったんですが

skyhiさんの「体系的に音楽を聴く」

形態の柱のイメージがストンと府に落ちました

例えば
同じくものすごいエネルギーをもつアーティストでも
ブルーハーツのヒロトはなんとなくネツァク側が強いという気がしますし

(「僕パンクロックが好きだ
中途半端な気持ちじゃなくて
本当に心から好きなんだ
俺パンクロックが好きだ」

と歌ってしまっているし)

バレエ好きですが、個人的には古典バレエなどは
その作品が生まれた時代的背景、バレエ史の中の一部分として見た方が
楽しめると感じています、それはskyhiさんの言う
「体系的にバレエを観る」てことなんだなあーと改めて感じたというか

skyhiさんは「俺はこれがやりたい」という情動的エネルギーが普通より強い人だというのは
ここ2年見てるだけでもわかります

かつ
この人の
仕事の早さ
やマルチタスクっぷり(気合い、根性、勢いだけではこなせない仕事量と感じる)

それと「普通なら言語化しづらい概念を明確に言語化しようという試み」

まさにホドや水星的な力

どっちも強いからつまり
おのずとバランスもとれている、という事になると思うので

skyhiさんは
情動の力も形態(体系化)の力も
普通より強い

だから必然的に
自分の思い描いたことを『現実化する』力
(漠然と思い描く、は誰でもできるしやってると思う)
も普通より強い

ホドとネツァクの力
不破先生とクニミツのハイブリッド

両極のバランスをとるのがティファレトなので
それはティファレトの力

なんというか
その各々の力が発揮されているであろう「実例」

見ているんだなあ

と、つい思ったというか

そうなると
ティファレトを象徴する惑星は太陽で

skyhiさんの本名は奇しくも「日高」

かつ自他共に認めるものすごい晴れ男だそうです(私も2度ほどskyhiさんのライブ行きましたがどっちもものっそいいい天気でした確かに)

かといってskyhiさんの音楽自体ははそこまで好きじゃないです
(今回見かけた動画の様に実際、彼のルーツ的な音楽を知る機会は多いし
その都度
そもそも私とは聴いてきた音楽と好きな音楽のジャンルが合わない、と
いうのはわかるので当然と思う)

でもこのかたに惹かれてやまない2年だったし、なんならリスペクトしてしまう
のは
このかたの音楽そのものより
skyhiさんの音楽などを通して垣間見れる

ホドやネツァク、ティファレトの力
つまり本来の人間の力

に惹かれてるからなんだなあ

心から納得

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