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カラフルな水素のSDGs

化石燃料に代わる代替エネルギーとして注目されている水素は、その製造方法によって様々な色で呼び分けられています。

1. グリーン水素
水を電気分解することで、水素と酸素に還元し水素を回収します。この時に利用する電気に風力や水力、太陽光などの再生可能エネルギーを利用することでカーボンフリーな製造法です。

2. ブルー水素
天然ガスや石炭等の化石燃料を、自動熱分解や蒸気メタン改質などにより水素と二酸化炭素に分解します。この時に排出される二酸化炭素を回収することでカーボンフリーな製造法です。

3. グレー水素
製造方法はブルー水素と同じですが、製造時に発生する二酸化炭素を回収せずに大気中に放出します。まさにグレーな感じですね。

4. イエロー水素(ピンク水素)
グリーン水素と同じ様に、水の電気分解により生産されますが、電力として原子力発電を利用します。日本ではイエローですが、なぜかアメリカではピンクと呼ばれています。

5. 茶色水素と黒水素
石炭から水素を分離する場合は、その石炭の種類によって茶色水素や黒水素と呼びます。ここで分離される二酸化炭素を回収するか放出するかで更に名前が変わるかと調べましたが、確認できませんでした。この辺りからは実例も少なくアメリカ的な適当の世界かもしれませんww

6. ターコイズ水素
メタンハイドレート(自然界に存在する氷状メタンガス)を熱分解して製造する水素をターコイズといいます。熱分解した時に個体の炭素が発生するので二酸化炭素が大気中に放出されません。

7. 白水素
化石水素として、元々地下に水素ガスの形で存在しています。主に水圧破砕により回収されます。この水素は非常に珍しくエネルギーとしてはあてになりません。

水素は無色透明ですが概念的にはカラフルですね。StaySDGs!!
#sdgs  #水素 #エネルギー #色彩 #staysdgs

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