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食用油の危機のSDGs

ウクライナへのロシアの侵略により、世界的に食用油が不足し価格が高騰しています。

世界最大のパーム油の生産国であるインドネシアでは、ジョコ大統領によりパーム油の輸出が無期限で禁止されました。

インドネシアでは食用油の価格が6ヶ月間で1.5倍になり、国民の生活に大きな影響が出ています。国民は食用油を購入するために何時間も行列を作って待たなければならない様な事態となっています。

この様な状況になる前に、政府は備蓄していた石油の放出や補助金の支給、また増産等も行って燃料や油の価格高騰と供給不足に対応していました。

しかし先に書いた様に食用油の高騰を防ぐことができず、まず先に国内の需要を満たすことが肝心ということで、パーム油の輸出禁止という措置を取りました。

元々昨年は、南米とカナダの干ばつにより大豆と菜種(両方とも食用油の原料)が不作だったという状況に加えて、これらの不作を補うことを期待されていた「ウクライナのひまわり油」が戦争により出荷されず世界的な供給不足に陥りました。

現代社会では、経済(サプライチェーン)はグローバルに繋がって一体となっているので、この戦争による影響は次々と広がって行くと思います。ほんとに、早く終戦になって欲しいです。StaySDGs!!
#sdgs  #油 #インドネシア 

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