35歳の誕生日を迎えた2021年5月27日、ふるさとである京都府福知山市にて株式会社Locatellを設立いたしました。

これにより、昨年からスタートした福知山に音楽ホールを創るプロジェクトを更に加速させていきます。

多くの皆さんの支えで、夢が目標になった1年間

約一年前に始まった『#福知山にホールを創る』プロジェクト。

今日までに本当に多くの皆さまにお力添えいただき、ホールを見学させていただいたり、ホールで勤務される方にお話を聞いたり、多角的な面から様々なアドバイスをいただいたことで、どんどん思考をアップデートさせることができました。

ちょうど一年前の今頃は、本当に知識ゼロの状態だったし、こうして実際に実現に向けて動き出す事が出来るとは思ってもみませんでした。

大変なことも沢山ありましたが、死ぬまでに音楽ホールをつくりたいという『夢』が、『目標』となった１年でした。

プロジェクトを加速・実現させるための法人化

音楽ホールプロジェクトをどんなチームで進めていくのか？来月には追って詳細をリリースさせていただきますが、このプロジェクトは、京都府北部地域が抱える課題を解決するとともに、小投資での建設・運営が出来る「地方における芸術文化経済の新たなモデル」をつくることを狙いとしています。

そのため、著名な音楽家の方々に沢山公演をしていただくというよりも、まずは地域の文化団体の皆さまや、地域にお住まいの皆さまに愛していただける場所で在りたいと考えています。

上記の狙いから、一般的に「音楽ホール」「音楽サロン」と聞かれたときに皆さんが想像される建物がベストだとは思っておらず、現在考えているコンセプトからすると、既存の音楽施設のような設計とは違うものになる予定です。

もちろん、演奏者や演者の皆さんにとって大切な音響にしっかりとこだわり、福知山では初めてとなる専属の音響・照明スタッフと企画スタッフがいるホールを目指します。

また、創る場所がただ音楽を楽しめるだけの場ではなく、催し物がない日でもふらっと訪れたくなるような場になるような工夫も考えており、音楽事業だけでなく、他にも地域の魅力を活かした別事業を複数展開予定です。

今後の予定

法人化したと言ってもホール完成までの道のりはまだまだ遠く、スタートラインに立ったばかりですが、今後は日本全国の様々なホールを見学に行ったり、実際にホールで研修させていただき「現場」について学ぶことを予定しています。

福知山の皆さんが笑顔で笑ってくださる空間、安心して過ごせる場の創出を目指し、尽力してまいりますので、是非これからも本プロジェクトを応援いただければ嬉しいです。

株式会社Locatell
代表取締役  吉田佐和子