2人の議員

民主主義なんだから~~

「れいわ新選組」で当選した二人の議員船後靖彦氏と木村英子氏が

重度障害者ということで

世間がちょっと注目して話題になってますね。

東京新聞は7月26日、27日、29日の朝刊で一面に載せてました。

二人の大型車椅子が入るように本会議場の席を回収し

医療機器用の電源を取り付ける工事を

次の国会が始まる8月1日までにやってくれるそうです。

国会がバリアフリー化が一気に進んでいます。

一方で

重度障害者が働く際にそれまで受けていた介護サービスの

公費負担分が打ち切られるという制度の悪い点に引っかかって

2人の議員が登院すらできない状態になっています。

制度だからね~すぐには変えられないよね~って

普通の人は思うかもしれませんが当事者はそれじゃ済まない。

制度は以前から有って

以前から大勢の障害者が制度に縛られてきたわけです。

「すぐに変えられない」じゃなくて「いい加減にもう変わってよ」です。

まだ国会は始まっていませんが

2人の新議員は早くも多くの国民のために問題提示を行い

働いてくれています。

「重度障害者が国会議員の仕事できるの~?」って思う人に

いま、今もうやってるから見て!って思います。

れいわ新選組のことやこの二人の当選議員のことを

選挙後に知った人も多いと思います。

重度障害者の議員って

初めはすごく驚くと思います。

私もすごく驚きました。

こんな重度障害者を国会に送ろうだなんて

山本太郎はアホちゃうん?ってめっちゃ思いました。

国会なんて女性であるだけでも揶揄されるヒドイ所なのに

当選したら辛い思いをすることになるのではないか?

これほど重度の障害者が果たして職務を全うできるのか?

任期を全うできるのか?

途中で辞めることになるんじゃないか??

めっちゃ、めっちゃ思ってモヤモヤしました。

私は社会における女性問題改善のために

女性の国会議員を増やす、というのも

やや乗り気ではありませんでした。

代議士っていうのは

当事者の意見を吸い上げて国会に持って行ってくれるわけで

ただでさえ大変な問題の当事者が矢面に立つことはないのではないか?

そう思っていました。

当選したら当事者がますます大変になるから当選しないほうがいいとか

思っていました。

しかし、この考えは古いのだと気づきました。

代議士の仕事では当事者が救いきれなかったんだということ。

いよいよ当事者が出て行かねば分かってもらえない。

居ても立ってもいられない。

そういう時代になったのだということ。

それと民主主義ということ。

この国には色んな人がいる。

その事を忘れないで

皆が幸せになれる社会を考えていかなきゃいけない。

一部の王侯貴族が自分の好き勝手で決めるのではなく

みんなで話し合ってみんなのことを決める。

それが民主主義。

安倍政権下では上級国民とそれ以下に分けられているかのような

錯覚に陥りますがこの国はまだ民主主義なハズ。

政府が忘れてしまっても私達国民が

「この国は民主主義なんだぞ」と主張し

そのように生きないといけないです。

重度障害者が障害のせいで国会議員の仕事ができないなら

できるように国会が変わらなければならない。

なんてったって民主主義国家の国会なのだから。

この国に居るありとあらゆる類の人の代表が国会に居た方がいいんです。

もちろんそんじょそこらの人じゃダメです。

でもパラリンピックを見たら分かる様に

健常者より達者な障害者は居ます。

船後さんや木村さんはそういう人だと思います。

船後さんなんか事業所の副社長をされていますし

2014年に千葉県松戸市の市議会議員選挙に出馬してます(結果は落選)

木村さんは障害者自立支援団体の事務局長をされているし

自立生活もしているし

何よりも記者会見とか見てくれたらちゃんと分かると思います。

この人たちなら国会議員やれる!期待できる!って。


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