ゼミ合宿の悪夢

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今日はこんなタイトルで書いてみようかと思います。学生の時に所属していたゼミの合宿にまつわるお話しです。

僕が大学で所属していた文学部日本文学科は、男女比が2:8でした。逆の立場の工学部からは羨ましがられましたが、こちらはこちらで、女子校にオトコが紛れ込んだような、少々厄介な世界な世界だったりするものです。

合宿自体はスケジュールに従って進んでいくのですが、予想していない事が。それが、懇親会という名の呑み会でした。日本文学科の女子ーズは普段の行動からして大人しいと思っていましたが、これがとんでもない計算違いとはこの時には思わなかった。

フタを開けてみりゃ、まあ、みんなよく呑むわ酔うわ絡むわで、出来上がった女子たちの毒牙にかからぬよう逃げるように場所を変えつつ酒を呑むハメに。教授は嬉しそうに淡々と呑んでいる。ええい、何なんだこの世界は。

隙を見てトイレに立った帰り、ふいに同期の女子から廊下で声をかけられる。「〇〇さんがさっき言ってたんだけど、酔翠くんとはただならぬ関係だって言ってたけど、本当なの?」「…たぶん夢でも見てるんだろう。一切ないっす」「だよね、おっけー」と。だいたい、何がおっけーなのか。

そんなやり取りのあと会場に戻ると、大声で呼ばれた。4年生のゼミではリーダー格の短髪黒髪女子だが、体育会でも結構有名人らしい。これまた随分気持ちよく酔っているようだった。「酔翠~、呑んでるか!?」と。あーあかんやつや、と悟ったが逃げ場は、ない。

結局そのリーダー女子と焼酎を酌み交わしながら、あれこれ話していたが、本心はただ立ち去りたい気持ちで一杯だった。どうして恋ならともかく、こういう想いは伝わらないんだろう。僕は当時は苦手だった焼酎を呑みながら、そんなことを想いつつ、離席するタイミングを探していた。

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そんなこんなで呑み会はお開きとなり、今日ばかりは終電を気にしなくていい、リミットの振り切れたハイテンションなヘベレケ日文女子ーズ達は、それぞれの寝室に帰るはずだったのだが、まさかの暴走。

「あ~、これから3年の女子のみんなで酒持って男子の部屋行きますんで、よろです!」などと同期の女子は流暢にのたまうではないか。マジか。

3年の男は僕ともう一人いたのだが、かなり広い部屋をあてがわれていた。そこにやんやと押し掛ける女子ーズ。あっという間に呑み始めて、さっきの懇親会の二の舞となった。

そこで出た話題が、【彼氏の理想の体型】なるものだった。みんなそれぞれこだわりはあるようだが、収斂すると、「ガチムチマッチョ」「細マッチョ」「スリム」「デブは論外」みたいな4パターンに分類された。

暴走する彼女たちとの話がどこでどういう展開をして、そこに落ち着いたかは分からない。結果的に、僕は上半身の衣服を脱いでいた。まあ、ほぼ剥かれたような感じだが、多くは言うまい…。

「筋肉すごーい」「肩広いねー」「腹筋割れてる」「腕も素敵」

まあ、当時の僕の体型はそうなのだが、ヘベレケ女子ーズが群がりベタベタ触ってくる。もう一人の男子はやや太り気味であったので、この禍には巻き込まれなかったし、助けもしてくれなかったことを何となく覚えている。この時だろうか、酔って集まった女は怖いと強烈に思ったのは。

そんなこんなで無事(?)にゼミ合宿は終了し、黒歴史なこの想い出は追憶の彼方へスッ飛ばしたはずだった。だがどうも今になってnoteを書いているとそんな以前のことがちょいちょい浮かんでくる。

え、いまカラダ触られるのはどうかって?

んー、いないですけど…出来ればこれから出来る彼女だけがいいです(^-^)

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