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まだ見えてないもの〜角野隼斗さんのコンサートツアー2022を聴いて

YouTubeなどのメディアで様々な素晴らしいパフォーマンスを繰り広げていらっしゃる、今をときめくピアニストの角野隼斗さん
生の演奏を聴く機会に恵まれました!

プログラムは
前半はショパンと、ショパンにインスピレーションを得たオリジナル曲
後半はガーシュインと「ティーン・ファンタジア」というオリジナル曲(ガーシュインに挟まれても全く違和感のない秀作でした!)
最後の「ラプソディ・イン・ブルー」では期待通り鍵盤ハーモニカも!

もちろん素晴らしい舞台だろうとは予想していましたが

今コンサートを聴き終えて
特別大ファンという訳でもない立ち位置の自分が、こんなにも共感し、感銘し、嬉しい気持ちが次から次へと湧き上がって来るとは思っていませんでした


生で見るカティンさんの

想像以上に知的なコントロールの効いた、これまた想像以上の優しく繊細な音や
これまでどれだけの時間をピアノと生きて来たかが伺える、ピアノと一体となった演奏姿や
決して音楽の流れを外さない指回りと集中が生み出すオーラとか

どれも息を呑む素晴らしいものでしたが


今日自分が1番心を動かされたのは

プログラムにも書かれていた
「少年」を持ち続ける、という気持ち

生きていけば
できるもの、わかるもの、行った事のある所など増えていくけど
それらは楽しい素晴らしいことではあるけど

でも未だ見えてないものを常に意識していたい
未だ見ぬ世界への好奇心を持ち続けたい
そういう自分でありたいというメッセージ

オリジナル曲「ティーン・ファンタジア」はそんな気持ちを込めて書いたそうです(私から見れば角野さんはまだ充分少年ですが^^;)


今回のコンサートはそんな角野さんの気持ちで溢れていた

きっといつもそんな気持ちで演奏されているのだと思うけど
やはり生の音はすごい説得力で私の所に(きっと会場の方全員に)飛んできた

私もそう思う
見えていないものはまだまだあって
見えていないものにわくわくしたい
そんな気持ちを忘れたくない

自分が年甲斐もなく未熟だから見えていない物が多いのは当然なのですが
角野さんのそんな思いを乗せた音のシャワーはさらに心をクリアに洗い流してくれたよう


いつも感じる、角野さんの知的な謙虚さもこんな気持ちからなのね、と思ったり

「僕は皆にhappyになってもらいたい」と
演奏後、息切れして言葉に詰まりながら語って
その後バーンと英雄ポロネーズを弾いてくれる凄まじいサービス精神に感激したり

3度のアンコールの後
小さく手を振って舞台を後にする、ちょっと可愛らしい姿に和んだり


もう新たにファンになりました゚.+:。(´∀︎`)゚.+:

角野さんありがとう!

アンコール「子犬のワルツ」は撮影OKでした🙆‍♀️
みんな一斉にスマホ〜(笑)

最後は老若男女ほぼ総立ちで拍手👏🏻👏🏻👏🏻
もちろん自分も💓


〈この状況下での開催について〉

今回チケットは完売だったと思うのですが、入りは9割程でした。職場の決まりとか、家族への配慮とか、優しい気遣いで泣く泣く辞退された方がいらっしゃるのでしょう。

角野さんも今回コンサートが開催できた事を何度も感謝していらっしゃいました…

いろいろな考え方があると思いますが

今日この会場にいらした方全員自己免疫力最強になったと確信しています

それが大事✩︎⡱

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