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就活とか、楽勝!!って言える日まであと〇日

大学生の今現在の知能をそのまま持って、幼稚園生に戻れたら、めちゃくちゃ神童だともてはやされる自信が大いにある。
漢字検定3級受けて、英検も準2級受けて、高校数学にも手を付ける幼児。きっと無双しまくれる。
小学生でもギリギリ神童で通るかも。中学生でもまぁまぁのところまでいけるんじゃないかな。

大人になるにつれ、当たり前だが求められるものは高度になる。
「もう繰り上がりの足し算できるなんて、我が子天才だわ!」なんて言われることはもうないのだと思うと悲しくなる。前にも後にもないが。
成長するにつれ、みんなは得意だけど自分は苦手なことが増えたり、やりたくないことも増える。早起き、宿題、論文、外国語、スポーツとか。

そして出現する壁にぶつかるたびに、「ああ、今あの昔に戻って、みんなにちやほやされたい」と思ってしまうのは私だけだろうか。
大人になると、普通のことをやっても、できて当然とみなされて、褒められることがぐぐっと減った。
私は褒められることが大好きだから、なおさら「褒められ回数」の減少には敏感だ。だからこそ、昔に戻ってちやほやされたい。

でも、幼少期にそのまま戻れたら無双できると思えるのは、
自分が昔より成長したという自信があるからじゃないかと、最近気づいた。

きっと、幼稚園生の自分も、歯磨きがうまくできないとか、走ってもすぐにコケるとか、うまくいかない毎日に落ち込んだ瞬間もあったかもしれない。でも、今はそんなことは忘れている。成長した自分ならそんな困難は簡単に乗り越えられているから。

私は今日、就活を終えた。
正直、就活はうまくいかなかった。第一志望の業界からは内定が出ず、第二志望の業界の内定を承諾した。
就活は苦手だと思った。人生の中で一番高い壁だった。

でも、もしかしたら、今から数年経った未来の私なら、
幼稚園生の自分に戻れば無双できると思っている今の私のように、
「就活なんて楽勝!!!あぁ~戻りたいと」悔しく叫んでいるかもしれない。
でも、そのときの私は、きっと大きく成長しているんだろう。

来年から始まる社会人生活。
昔の自分が直面した壁が、簡単に破れるような成長がしたい。
そのためには、昨日の自分ができなかったことを、今日の自分ができるようにする。

そうなれるよう、内定をいただいた企業で頑張ろうと思います。


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