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神山まるごと高専の皆さん、はじめまして!


こんにちは、KMSよりあべさやかです。
12月5日、神山まるごと高専ネイバーフッド概論の授業を受けもたれている佐野先生よりお声がけいただき、90分授業をさせていただきました。

神山の周辺をよく知るというテーマの授業、KAMIYAMA BEERもKAMIYAMA MAKER SPACEもぜひ見たい!ということで、授業3/1は私達の自己紹介や各プロジェクトの紹介、残りの3/2は生徒さんが半分に分かれて、各現場へ行って見学。とモリモリの90分でした。

ブルワリーでもビールの種類について、製造工程についてなどなど紹介

私は、KMSで皆さんをお迎えし、レーザーカッター の動きやその他の機材、私たちがこれまで作ってきた制作物の紹介。

やはり頭の柔らかいティーン達、シンプルではありますが、レーザーカッター の加工の様子に触発されて、あれもこれもやってみたいなぁとアイディア満載。
そして、なんと高専にもレーザーカッター があるとか!

後にいただいた感想の中に素敵なコメントがあったので、ここでほんの少し紹介させてください。

印象に残ったのは、「オランダは、制作のプロセスをとても大事にする」というところです。わたしは、一度間違えたり、思い通りにならなかったりすると、すごく落ち込んでしまい、諦めてしまいそうになることが多々ありました。そこで、「間違いも一つのプロセス」という言葉を見て、勇気をもらいました。これからは、たとえ何かを間違えてしまったとしても、これでいいやと妥協せずに、新しいステップを踏んだと捉え、前を向こうと思いました。

Kamiyama beerを見学させて頂いて、レーザーカッター等が置かれている小屋のような場所に行った時、そこに置かれている手作りのおもちゃのような物の数に驚きました。以前の私は、モノを作る力を手に入れた後にやる事は、人々を物質的便利にしていく事だと思っていました。しかし、そこにあるのは次々と様々な種類の髭が出てくる玩具や、名前が書かれた木、人形など一見便利にはならなそうな事ばかりでした。しかし、それが大量に作られているのを見た時、こういった人を「豊か」にするモノ作りも大切だなということに気づきました。そして、これこそがwellbeingなモノ作りであり、lovotに代表されるような「温かいテクノロジー」の根源的な共通点であると思いました。

今回の授業を受けて、お二人とも神山が大好きだから今の仕事を続けていらっしゃるんだと思った。2人ともビールを広めたい!というよりかは、神山に訪れて、神山の良さを引き出す仕事をしたいと思ってそれがビールだった。という感じなんじゃないかなと思う。

工房にいくとビールを作るための機械がたくさんあって、これで試しているんだと色々紹介してくれるのでビール愛を感じて微笑ましかったです。また、kamiyama makerspaceでは初めてレーザーカッターをみせてもらってすごくて興奮してました。さらに神山ってすげぇなって感じました。せっかくなんだから使い倒したいです。

世間が環境配慮の流れになったからこそ、企業だって環境配慮を気にしだしたのであって。そんな企業たちはおそらくここまでこだわらないだろうなと思う。だって消費者もそこまですると思ってないからである。まさか神山ビールのラベルが神山で取れたインクを使いたいからって手作業で色塗りをしているなんて誰も考えない。表向き環境配慮している企業は利益を追求する都合上、配慮に必ず矛盾があるはずだ。それがいいとも悪いとも言わないが、私は神山ビールに行ってそんなことに気がついた。

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皆さんの感想を読ませていただきながら、改めて神山へ来たときの私の初心を思い出しました。これからあと4年半ほど、どうぞよろしく!

42人+先生方を前にお話しするのは、流石に緊張しました~。

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