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忙しい朝でも。

我が家には朝食を抜くという選択肢は無い。

どんなに朝が早い日でも、忙しい日でも朝食を抜くのは「悪」という絶対的な認識を共有しているので、毎朝、食卓には家族の一員である文鳥もエラソーな顔でテーブルに乗り、トウモロコシをかじったり、豆苗の茎だけをたべるために葉っぱをむしったりしている。

そして、そんな朝食に欠かせないのがヨーグルト。出勤前の時間はとにかく時間との勝負なので、ヨーグルトは前日夜のうちに小皿に分け、果物をトッピングした状態で冷蔵庫に保管してある。

今回、ヨーグルトの事をあれこれ自問自答してみたが、「なぜ毎日食べているのか」について、自分の中で明確な答えが出せなかった。健康?美容?それなりに理由はあるはずなのだが、理由以上に習慣化してしまっていて、もはや「あるのが当たり前」になってしまっている。必要に迫られる、もしくは必要かどうかを考える、といったこともなく当たり前に欲するものというのは、案外、日常の中で少ないのではないだろうかとふと思い至った。

無くても支障はないかもしれないけれど、いつもそこにあるのが当たり前だと思っているもの。俄かにヨーグルトという存在が自分の中で大きなもののように思えてきた。

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