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実は2017年度川西市観光プリンセスでした(1)

PRプロデューサーのさやです。駄菓子『タラタラしてんじゃねえよ』の美味しさに開眼した今日この頃。わずか30円くらいであの満足感、最高です。

さて、今日は観光プリンセスを務めていた件について書いていこうと思います。特に実はというほどでもないのですが、それなりに特異な経験だったと思うので、久々に記憶を掘り起こしながら、書きとどめておこうと思います。

源氏ゆかりの地である兵庫県川西市

私は兵庫県の出身でして、母の職場が川西市にあったことから、応募したのが【兵庫県川西市の観光プリンセス】でした。

川西市は、人口15万ほどの市で、清和源氏ゆかりの地として知られています。今から千年ほど前、第56代清和天皇のひ孫源満仲公が、川西市にある多田院(現在の多田神社)を創建し、清和源氏の礎を築いたことが所以です。その歴史や文化を発信するために毎年行われているのが源氏まつりです。時代絵巻の如く、武将や様々な時代装束を着た出演者が街を練り歩く、懐古行列が祭りのメインです。市長から地元の子供まで多くの人々が衣装を着替えて、行列に参加しますが、懐古行列における巴御前・常盤御前・静御前の役に関しては、それぞれ一般公募で募集され、祭りが終わった後も、一年間に渡り川西市のさまざまなイベントに参加して市を盛り上げます。

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選考会に舞台はやはり多田神社。だいたい60人くらいの応募者がいたと思います。巴御前・常盤御前・静御前の役ごとに募集され、巴御前だけは祭り当日に馬に乗るので一番人気。私は義経が好きなので、その奥さんである静御前にエントリーしました。上の写真は選考会前に撮ったものです。寒くて顔が強張る…。

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当日の選考会場の様子です。応募者の前には、市の選考委員の方々がいらっしゃり、応募者は5人づつ前に出てスピーチをします。だいたい1分くらいのスピーチで、所謂自己PRを行います。私はフランス語と英語ができるので、SNSを通して世界の人に川西の魅力をアピールしますと宣言したと思います。

全員のスピーチが終わると、30分ほど審議の時間がありました。スピーチ途中に「あれ、次なに言うんだっけ?」と5秒ほどフリーズしたのが印象的だったのでしょうか。無事、観光プリンセスに選ばれました。


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決定後すぐに、新聞やニュースの取材が入ります。なかなかカメラの前で話す機会はないので、新鮮でしたね。

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ちなみに食事券と商品券が副賞としてもらえます!嬉しい!

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源氏祭り当日の様子

朝早くに集合し、メイクと着替えをします。昔風のメイクなので、非常におかめっぽいです。下の写真の左から3人目、巫女さんのような格好をしているのが私です。

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着替えなどが終わると、懐古行列に繰り出す前にアステ川西というビルの広場で、「我は源義経なり」のような宣言をします。一般の人や取材の人がたくさん前にいらっしゃり、「静御前です」と宣言するのがだいぶ恥ずかしかった記憶があります。

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移動の合間に原稿をチェックしてセリフを間違えないように練習している模様。

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アステ川西での宣言が終わったら、多田神社に移動。こちらも先ほどと同じく自分の役柄を宣言します。所謂お披露目式ですね。二度目なのでだいぶ慣れました。お披露目が終わったら、いざ街へ繰り出しますよ!!!

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だいたい1時間弱かけて、街中を練り歩きます。写真の通り、道の周りにたくさんカメラを構えている人がいます!

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途中で髪や衣装をなおしていただいたり。腰に刀をさしているのですが、これがなかなか長くて大変でした。

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たくさんの人が沿道で手を振ってくださったり、写真におさめてくださり、とても楽しかったです。特に心に残っているのは、ある病院の前を通ったときでした。看護師さんや患者さんが車椅子で沿道まで出てきてくださったり、病院の窓から手を振ってくださる方もいて、この懐古行列を通して一瞬でも楽しんでくださると嬉しいなと思ったのを覚えています。

練り歩きが終わり、多田神社に戻ると本当にほっとしました。一日中笑顔で手を振り続けるのは本当に体力がいりますね。人前に立ち続ける芸能人の方など本当にすごいです。へとへとになりましたが、本当に楽しい思い出でした。メイクはさておき時代装束を着れたのも、歴史好きの私としてとっても有難い経験でしたね。

源氏祭り以外の行事もまだまだあるので、明日のnoteにまとめようと思います。ひとまず今日はここまで、ご精読ありがとうございました。感謝を込めて。




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