バリ日記10日目(2/3)

夕方までホテルでグダグダし、出発することにした。スタッフがお湯の温度を確認してくれたときに、レンタルバイクはいらないかと聞いてきたので、ウブドの街中の道路状況を考えてお願いしていた。なので、レンタルバイクで行く予定でいたのだけれど、そのスタッフが見当たらない。英語がうまく通じていない感じがしていたので、諦めて車で出かけることにする。

夫はレゴンダンスのショーを私に見せると張り切っている。が、駐車場に空きがまったくなく右往左往して、けっきょくかなり離れたところに路駐することになった。ウブドは車で行くところじゃない。そこからてくてくと歩く。

今度のホテルもキッチン付きだ。でも、ウブドの街中には入ってみたいようなお店がたくさんあった。もうバリ滞在も残りわずかだし、食材は買わずにレストランで食べることにした。

ウィンドーショッピングを楽しみながら、ウブド宮殿に到着。レゴンダンスのショーまではまだまだ時間があるのだけれど、場内は満員で席もなく、立ち見だと言われる。でも木の下にちょうど座れるような場所を見つけ、ちゃっかり座って開幕を待つ。こういう「ちゃっかり技」が、私は得意だ。

周りには外国人ばかり。いろんな国の言葉が飛び交う。私たちが木の下に座ったら、すぐに別のグループも隣に座り始めた。

金属の楽器がクワンクワン、シャランシャラリンと鳴り始めて、レゴンダンスが始まった。遠くにいる踊り子たちなのに、指の一本一本がオペラグラスで見たかのようにくっきりと目に入ってくる。私と同じ人間の、そう大きくない手のはずなのに、ものすごく指が長く見える。

以前に鍵田真由美さんというすばらしいフラメンコダンサーのショーを見たときも、同じ現象が起こった。手の表情に目が吸いつけられる。指先一本一本からものすごい総量の意識が放たれているように感じる。

ガムランの賑やかだが単調な響きに、なんだかポーッとしてくる。耳と目から入ってくるものが私の中身を恐ろしい勢いで浸していく。

途中、子どもの踊り子さんたちが登場。一人、姪っ子にそっくりの踊り子さんがいた。外国人でも練習を積めばレゴンダンスの踊り子さんになれるというガイドのワヤンの言葉を思い出す。

頭を空っぽにしてレゴンダンスに見入って、気づけば終演時間の9時半。晩御飯を食べて帰ろうと決めた。 

つづく

▼指先に魅了された!


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FelixSayaka

バリ日記 (2016年9月1日〜12日)

2016年9月1日から12日までのバリ日記を綴っています。
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