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ママグループの変わり者になっていた私

ビバリー・スミス(仮名)
アメリカのワクチン支持の親たちのサイト、Voices for Vaccines http://www.voicesforvaccines.org/ に掲載された記事。 Voices for Vaccines (VFV) から許可をいただいて、翻訳しています。
元記事へのリンク
https://www.voicesforvaccines.org/odd-mom-low-vax-community/


子どもが今年2歳になるので、母親業の記憶を振り返ってみています。妊娠中、親友がこっそりと「子供にワクチン打とうと思ってる?」と聞いてきたことを思い出しました。

妊娠6か月になったころ、別の現場で働く同僚の手伝いに派遣されました。現場はたまたま幼稚園でした。先生が私をドアのところで止めて、「麻疹にかかった子が一人いるの。家に帰そうとしているところ」と言いました。その子は頭のてっぺんからつま先まで発疹が出ていて、目が赤くなっていて熱がありました。

怒りで顔色が変わりました。麻疹に触れてしまったら、私もお腹の中の子も深刻なリスクにさらされるわけですが、それよりもその教室にいる他の子どもたちのことを思ったのです。私は幸いにも麻疹にかかることなく、麻疹にかかった人を見ることさえなく成長したので、ここで子どもたちが麻疹に晒されてしまったことに怒ったのです。「麻疹?」と考えたことを覚えています。「ここでかかる子がいるの? もう消えてしまったと思っていたのに」

妊娠第三期, (妊娠28週から40週まで)に話は飛びますが、同僚の一人が、私と夫が出産に備えてどういうクラスに行っているのかと質問してきました。そしていくつかお勧めを教えてくれました。私はもうじき出産で心配で仕方なかったママでしたから、家に帰るとすぐに調べました。夫と一緒に病院の出産教室には出席していましたが、私は新しいことを学ぶのが大好きなので、二人であるタイプの出産クラスを受講してみることにしました。振り返ると、クラスでは、やっかいな陣痛をやり過ごすいろいろな方法とか、パートナーが出産のときに支援する方法など、ある意味役に立つことも教わりました。でも、結局のところ私と夫が学びたいと思っていたことではない話もありました。地域でホリスティックな医師を見つける方法とか、硬膜外麻酔を受けないこととか、ドゥーラを雇うべきとかのことです。

それでもクラスに来ていた他の妊娠中の女性たちと知り合って、みんなが出産した後も、メールやグループチャットやグループSMSでやりとりしていました。新米ママの喜びや大変さを同じママ仲間とシェアできてコミュニティーの一員だと感じられるのはいい気分でした。けれども赤ちゃんが大きくなってくるに従って話題が変わってきました。「このタイプのおしゃぶりが好き」から「シアーズ先生のこの本を買わなくちゃダメ!」になって、そのあとになぜワクチンが「危険」かの様々な理由が続くのです。どの人が反ワクチンか、ワクチン慎重派かは一目瞭然でした。その時はいろんな意見の人がいるとだけ思っていて、議論に参加することはありませんでした。

けれども私の娘が「予防接種デビュー」に近づくにつれ、ママたちの話題はどんどんワクチンを拒否する、間隔をあける、あるいはいくつかをスキップする話ばかりになっていきました。どうやって親が「スキップ」すべきワクチンを選べるのかと不思議に思ったことを覚えています。この人たちはどんなソースを使って、この重大な判断をしているの?

間もなく自分がこのママグループの「残り鬼」になっていることに気が付きました。しばらく距離を置いて、この問題の自分の立ち位置について、ずっとコミュニティに支えてもらってると感じるかどうか、この進行中の話題に加わることで リアルなメリットがあるのかを考えたいと思いました。そこで一時的にすべての会話グループから離れることにしました。そうする前に、中でも一番理解があると思ったママ友にうち明けました。数日後、私は信頼する人を間違えたことを発見しました。彼女は私がコミュニティのワクチンに対する考え方に賛同していないと「アウティング」したのです。別のママは、ワクチンを打つことを選んだ私の赤ちゃんに悪いことが起こりますように、と個人メッセージを送ってきました。

この経験で、ママコミュニティがっすっかり嫌になってしまいました。友達になろうとする他のママたちを遠ざけるようになってきました。親戚の先輩ママと話す方が安全だと感じられました。この出来事があってからほんの数週間でディズニーランド麻疹アウトブレークが起こったのです。感染者数が増えてカルフォルニア州中に、(そして他の州に)広がっていくのを見ながら、銃弾から危うく身をかわしたように感じ、もうワクチン拒否のママたちと付き合っていないことに感謝しました。

今振り返ってみれば、もっと早くグループを離れるなど、もっと別の行動がとれたなあとおもいます。今は、グループのワクチンに関する判断を恐怖が左右していただったのがわかります。また今は、新米ママパパにとってインターネットが一番の助けにならないことも実感しています。情報がありすぎるし、科学に基づいていないものもあるからです。

けれども単にワクチンを打って自分の子どもを守ろうと決めただけで、他のママたちからの小さな嫌がらせを経験した後でも、あの人たちは悪い人たちだとは思えないし、彼女らに悪いことが起こればいいとは思いません。私と彼女たちには共通するものがあります。みんな子どもを守っている、家族のために一番いいことをしていると感じたいのです。けれども一つ重要な違いがあります。私は自分の子どもを守りたいだけでなく、自分のコミュニティの他の人たちも守りたいのです。もしも自分の子どもが知らないうちに新生児や、ガンと闘っている子や、みんなに慕われているご近所のお年寄りに病気をうつしてしまったら、ひどく申し訳ない気持ちになるでしょう。これは自分の子どもを守るだけでなく、よその人の子どもや自分のコミュニティの人たちを守ることなのです。

科学的な研究結果ははっきりと圧倒的な結果を出しています。子どもがワクチンには小さすぎたり、ワクチンを打つにあたって医学的に心配なことがない限り、子どもにワクチンを打たないと決めるのに十分納得できるような理由なんてありません。子育て中の親には悩みがたくさんありますが、少なくともワクチンに関しては悩まなくていいのです。


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ナカイサヤカ

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ナカイサヤカ

翻訳者。ASIOS会員。怪しげなものウォッチャーです。サイエンスカフェスタイルの勉強集会えるかふぇ と 「ふくしまの話を聞こう」のふくしま応援勉強会主催。最近医療ネタ多いかも。

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