地元と呼べる場所がない自分にとっての故郷

 先日ワンタンマガジンにて、好評(?)のエッセイ「就職できなかったフリーランスライターの日常」をアップしました。今回はライターのルーツであるART-SCHOOLと木下理樹さんの「旧・狂人日記」について書いています。

 ART-SCHOOLについてはずっと、恩義を一度は文章に落とし込んでおきたいなと思っていましたが、書きたいことがありすぎてなにを書いたらいいかわからなかった。でも木下さんが5月から開始したお気に入りの映画を紹介するコラムを読んで、自分が書きたかったことを教えてもらったような感覚がありました。「ああ、いまのこの気持ちを混じり気なく綴りたいな」とナチュラルな気持ちで書いた文章です。

 奇跡的なことに、わたしの文章を好きだと言ってくださる方々がいらっしゃいます。そういう方々に、わたしの故郷=ART-SCHOOLのことを知ってもらいたいし、素敵な音楽と素敵な言葉を味わっていただけたらうれしいです。

 「就職できなかったフリーランスライター」、次回は再び思い出話編に戻ろうかなと思っております。まあでも、エッセイなのでだいたいが思い出話だったりするんで、書いてるといつも涙ぐんじゃうんですよね……。エモなってまうんですよね……。でも読んでる人に鼻水つけたくはないので、涙がほのかに輝く程度のものにできたらいいな。涙でうるむ瞳ほど、美しいものはないと思うから。

最後までお読みいただきありがとうございます。