Study|「流れ」の構造〈最終回〉

前回の内容は,「スポーツにおけるゲームの流れは,選手の感情と共通の戦術的意図に基づくプレーの相互作用によって生じる」ということでした。

解釈の甘さが拭いきれないところですが,ひとまずまとめに入ります。

ゲームの流れの構造

中瀬先生の論文では,「継続性」と「強制性」を有するゲームの流れの発生要因としては,「選手の感情」が重要な位置を占めています。

また,「選手の感情」と「共通の戦術的意図に基づくプレー」の相互作用については,そこに「選手の価値観」が関与すると考えられています。

これはおおよそ,
試合中,プレー結果やその過程において
自らが「良い」と価値判断した際に
最適な感情になり,
それが流れを生む要因となる
ということだと思います。

図を簡単にまとめると以下のようになります。

選手の感情(適,不適)
⬇︎⬆︎
選手の価値観(価値判断)
⬇︎⬆︎
試合の事象(内容や過程,得点等)

図 優れたポイントガード選手が読み解くゲームの流れの構造

(詳しい図は論文をご参照ください)

そして考察の結果,

「選手の感情」が「流れ」の直接的な発生要因となっており,「試合に関する事象」と「選手の価値観」の二つの要素とも互いに影響し合う,絡み合い構造になっている

とまとめられています。

(なお,まとめの部分に関しては,自分が解釈し切れなかった感が否めません。)

あとがき

ここでは初めて,論文拝読の記録を文章化していきましたが,簡単に所感を残しておきます。

⑴ 今回の論文は運動学的研究でありながら,球技運動学(仮)の立場で深く分析されているため,①事象の解釈,②表現の解釈の両方において,自身の理解不足が明確となりました。

しかしながら

⑵ 文章にまとめることで自分なりの解釈ができ,多くの発見がありました。

したがって

⑶ 今後自分が論考や論文を書く上でも,先行研究の読み込みを継続していきたいと思います。


誠に勝手な論文拝読の記録ではありますが

著者の中瀬先生をはじめ,お付き合いいただいた方に感謝申し上げます。
(想像以上に学びが多かったので,感謝の念がこみ上げています。)

ありがとうございました。

次回は,肩の荷を降ろして,少しゆるく更新します。^^

では,また。

#コラム #スポーツ #スポーツ運動学 #コーチング #バスケットボール

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Saya

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