#350 決戦間近

試合で負った打撲はかなり痛かったが、テーピングをすれば何とか
動くことはできた。僕は夏合宿を休みたくなかったので、次の日の練習から
参加した。この日も午後からは練習試合。
その試合のも出場する為にも練習を休んではいられない。
練習後、ストレッチとアイシングをしっかり行い、午後からの試合に備えた。
昼食後、シャワーを浴びてから昼寝。
2時間程すると出発時間が近づき、みんな起床し慌ただしく準備を始めた。
僕も同様に準備を行い、先輩の車に同乗させてもらいグランドへ。
この日は関西からきている大学のラグビーサークルチームとの試合。
僕は足の痛みを我慢しつつ、14番右ウイングで出場。
試合自体は接戦となり、僅差で負けてしまった。
あまりボールを手にする機会がなく、少し消化不良気味の試合となった。
たた、思っていたよりは足の怪我の影響はなく、明日以降へ希望を感じる。
明日は最終日で、午前は練習で午後からは練習試合となり、相手は同じ大学の強豪チーム。何でも週4~5回練習を行っており、サークルではなく、準体育会と名乗っているチーム。
明日の試合は現時点でのチームの実力を測ることができる大事な一戦。
合宿とは言え、特にミーティングが行われる訳ではなく、代わりにどこかの部屋で飲み会が開催。
僕は次の日の試合に備え、お酒は飲まなかった。
ただ、先輩の多くはいつもと変わらず、騒ぎながら大いに盛り上がった。
翌日、目を覚ますと足の具合はかなり良くなっていた。
午前中の練習も難なくこなし、午後からの一戦に備えた。
これまで通り、宿舎に戻って昼食ーお風呂ー昼寝。
出発時間が近づくと起床し、準備の上、グランドへ向かった。
グランドへはホテルがバスを出してくれ、全員でグランドへ。
到着すると対戦相手の早大GWラグビークラブのメンバーが既に来ていた。
僕らがグランドに入ると、相手からピリピリとした緊張感が伝わってきた。
確かにこれまで対戦してきたチームに比べると、強そうな雰囲気を醸し出していた。
続く…

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