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音楽イベントの作り方(その1)

昨日序文を書きました、音楽イベントのはじめ方です。

好きなアーティストに音楽続けてもらったり、自分の居る地方で公演してもらうのに一番の近道は個人主催だと今も思っています。

準備:誰とどこでどの規模のライブを行うのか?を決める

調整していくうちに変わると思いますが、まずはきっちりこの目標を決めましょう。
例えば、通常動員20人程度のロックバンドと、通常動員5人程度のガールズバンドと、通常動員3人程度のシューゲイザーバンドでやりたいと思ったら。最大動員を28と想定し、キャパ30〜40人の箱を探します。よっぽど組み合わせに斬新さがなかったり、プロモーションに新規性がない場合にはここから増えることはありません。持論ですが、基本的にお誘いする出演者のライブは見にいき、この人とこの人とこの人は来てくれる、というのを(こっそり)確定してこれを測定しておくのは重要なことです。
箱に思い入れがあるなら発想は逆。そのキャパにあった動員のバンドを見つけるべきです。

しかし、あなたは個人イベンター。バンド×箱のそこの組み合わせにこそこだわりがあったりしませんか?そう、それを実現できるのが個人です。多少の赤字はかぶりましょう精神で他を工夫することが可能です。
富豪気分だったら入場料を無料にする。ドリンク飲み放題を設定する。他の人がやらないような時間帯に開催するetc...
出演料を払って箱代も払って全部赤字!でもいいという方も居るかもしれませんがバンドのモチベーションのためにも、そして自分の資金が尽きても他の誰かがイベントをやってくれるようにファンを増やしておくという意味でも動員は気にしましょう。


ではライブハウスの借り方について


小規模のカフェからライブハウス、キャパ30人〜300人程度を想定して書いています。
私が都内のロック系のライブハウスは軒並み電話をかけて個人貸出の値段を調べた・・・というのは10年前なのですが、ここ数年、だいたいのライブハウスで貸出の値段が掲載されるようになりました。
ライブハウスの貸出については下記の形態におおよそ分けられます。
(以下、ライブハウス=箱です)

料金体系

①箱貸し
 「土曜8:00-12:00 8万円 」など、曜日、時間と値段が決まって居る貸出形態。個人が借りる際にはこれが一番手取り早いです。
 ライブハウス側のケアはあったりなかったり。レンタルする際の注意点は「リハーサル時間」「貸出機材」「ドリンクチケット管理がライブハウス側か否か」などです。値段についても口頭のこともあるので、なるべくメールで最終確認し、テキストで手元に残すようにしましょう。
 平日と土日では料金が違いますし、昼公演時間帯と夜公演時間帯でも料金が違います。まずはウェブでチェック、次にイベント概要を用意した上で電話や直接お会いして相談しにいきましょう。
 
②チャージバック制
 ・販売券面の○%をライブハウス側に払う
 ・ドリンク売上に応じて○%をライブハウス側に払う
 ・売上10枚までは○%、20枚までは○%、50枚以上で○%
 など、何かの売上に応じて売上の中から戻ってくる金額が変わる設定がされている場合があります。いずれにしても、例外はありますがお金は一度主催者の元で清算されるので、出演料を動員連動にして居る場合は動員数確定後に出演料を払う必要があります。

 ライブハウスが「アーティストを育てる」という役割を強く担っていた時代があり、この役割を多く自負して居るライブハウスでは、いちげんの個人には貸してくれないところがあります。ライブハウスブッキングにとてもこだわりのある場ですので、箱の色が強いところが多いと思います。どうしてもその場所でやりたければ、箱のイベントに通いまくってブッキングマネージャーと仲良くなりましょう。

円滑に進めるために人、モノについてしっかり確認しておく

③その他箱を借りる際にチェックしておくべきこと
 ・大抵のライブハウスはPA・照明機材とオペレーター込みですがつかない箱もあります。確認しましょう。
 ・PA料金が追加でかかったりするところがあります。特にキャパ1000人規模以上のところでは色々と追加されることも。詳しいメンバーがチームにいない場所には素直にわからない、と言って箱の方に相談しましょう。
 ・契約時間にリハーサル時間が十分に入って居るかどうか。
 ・ドレッシングルーム(控え室)がどのようにあるかどうかは出演者のモチベーションに大きく影響しますし、お客さんと出演者の線引きをイベント内でどう考えるかに大きく影響します。ちゃんとチェックしましょう。
 ・トイレ。キャパに対して十分か、清潔か、暗くて怖いなどがないか。いつも通って居る箱でしょうから、大丈夫だとは思いますがお客さん目線・出演者目線でもう一度チェックです
 ・どこの系列店か
 
 どこのライブハウスで開催するかは、客としてきていた時にどんな感じだったか、自分が出演者だったらどうか、ということと金銭的なことを考えていけば大丈夫だと思います。お金の管理がざるになりがちなので、エクセルなどで管理しておくことをおすすめします。
 ライブハウスの管理方法はいろんな方法がありますが、親会社ー箱マネージャーーブッキングマネージャー、オーナー ー ブッキングマネージャー、などの形態が一般的でしょうか。お話して居る相手がどこまでの権限を持って居る方なのか、やりたいことを相談する相手として合っているかどうか。趣味ではありますが、しっかり把握して進めていきましょう。
 色々書きましたが箱の方は基本的に味方です。わからないことはどんどん相談しましょう。むしろここで担当者が合わない感じであれば、そこでの開催はやめた方がいいです。イベント中に実働してくださるのは箱の方だからです。
 
 あとは予約する時期です。人気の箱は1年前から埋まって居ることも珍しくないです。箱側が自主開催向けに仮押さえしていたり、他のイベントのために仮押さえしていたりすることもあります。
 個人イベントとしては比較的空いて居るようなところで成功するイベントを開催できれば、いろんな方面にとって重宝されるイベントになりますし、開催コストを抑えることが可能です。いずれにしても出演者決めと平行させながら決めることになると思われます。

明日は「アーティストを決める」について書きたいと思います。

(あんまり心配したことないですが、お借りする場所がJASRAC契約があるか、出演者の演奏リストと照らして確認した方がいいかもしれません)

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