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音楽イベントの作り方(その2)アーティストに依頼する

好きなアーティストに音楽続けてもらったり、自分の居る地方で公演してもらうのに一番の近道は個人主催だと今も思っています。

今回はアーティストへの出演依頼の仕方です。
これは基本的な考え方で私の過去の主催全てにあてはまるものではありません。

わたしは基本的にライブハウスで公演後に駆け寄ってお話をします。あんまり時間がない時には「イベントにご出演をお願いしたいんですが、どこに連絡したら良いですか?」と聞けばウェブから、とかその場でマネージャーさんを紹介してくださったりします。気をつけるべきは他のファンの方の邪魔をしないことですかね。
人づてに紹介されるパターンも多いです。本当に困ったら予約しているライブハウスのブッキングマネージャーに相談することも。

連絡はビジネス

関係性がある場所から、本人またはマネージメントを担う事務所などにご相談し、ある程度合意が取れたら正式に依頼するのが基本。
全く面識がないアーティストに、ウェブサイトに乗っているContactから突然ご連絡というのは最後の手段だとは思っていますが、特にNGな手段でもないと考えています。
(もちろん、どんな手段を使うにしても、礼を尽くすのは基本)

いろんなことを言ってくる人がいると思いますが、個人主催はやるもやらないも自分の判断なのですから、(迷惑にならない限りで)やれるとこまでやってみましょう。

報酬はファンの気持ちを数字化できる場所

この記事では「好きなアーティストに活動してほしい」という思いがベースの個人イベンターを想定していますので、イベンターが赤字をかぶっても報酬を出すことを前提とします。

報酬は明確にしておく方が良いと考えています。特殊な目的と同意が無い限り、無報酬や極端に低い報酬でお願いするべきでは無いです。
と、考えているのですがこれには異論を持つ方は多い。特にライブハウスを主な活動場所とするバンドは最初に報酬を決める方式をとっていないことが多いです。人と人の繋がりをベースに、音楽ができること自体を喜びとして報酬を明確にしない、というスタンス。
しかし、我らは個人イベンター!好きなアーティストには活動を継続してもらいましょう。
もちろん、この「継続」にはお金以外のものも影響します。開催そのものに意味があることもあります。やったことがないことを少人数の前で実験的に披露したい、憧れのアーティストと共演したい、行ったことない場所で演奏したいなどのアーティストの希望を叶える場所を作る場合もあるかと思います。こういったお金以外の目的をイベントの目的にすることもあるかと思います。この場合には、報酬はお金とは別ということも考えられます。
個人的にベースの考え方としていた算定方法がありますのでそれは明日書こうと思います。

出演依頼する際にお伝えするべき項目

書面でも、メールでも、下記の内容は必要かと思います。

・主催者(連絡先)
・開催場所
・イベントの趣旨、出演依頼の理由
・日時
・集客予定人数
・持ち時間
・拘束時間
・報酬金額
・対バン予定バンド(進捗状況)

これに追加して追って、入場料やチケットの申し込み方法、告知解禁日時、入り時間、リハーサル時間、出演時間、会場機材などをお伝えする必要があります。
その他、対アーティストさん、マネージャー、事務所、ライブハウスなどに向けて必要なことを書きましょう。

明日はこれらの中で一番悩むであろう項目「報酬」について算定方法の目安を書きます。


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