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2015年5月の記事一覧
125.経済波及効果
プロ野球の優勝の行方が話題になる時期には、毎年のことながら「×××が優勝した場合の経済波及効果は**億円」というもっともらしい情報が出てくる。
銀行の調査部とか、なんとか総研とか、かんとかシンクタンクという所が発表するのだが、この積算根拠がよくわからない。だって、デパートの優勝セール程度では、どう考えてもそんなに巨額になるわけがないのだ。
その謎を解く鍵は、意外にもウチの近所のイ○ーヨー○
124.何もしていない?
肌が美しく、いつまでも若々しいことがウリの女優さんたちがいる。先日もある番組でそういう女優がゲストに来て、
「どんなお手入れをしているんですか?」
という質問に対し、
「いえ、ほんと、何もしていないんですよ」
と答えていた。
ま、よくある答えである。それでもしつこく尋ねると「洗顔をマメに」とか「ファンデーションだけ」とか「睡眠はたっぷりとりますけど」といったおざなりな回答が返ってくる。もう
121.しばらくお待ち下さい
ある年齢以上の方なら記憶があると思うが、子供のころ楽しく見ていたテレビの映像が突然ストップし、
「しばらくお待ち下さい」
という、動かない一枚の画面になってしまうことがあった。
昔はまだ送信設備が安定していなかったからだろう。なんらかの機械トラブルでテレビ映像がとぎれてしまうことがたまにあったのだ。その場合が「しばらくお待ち下さい」であり、あるいはテストパターンのカラーバーになることもあった
120.結局海に入れませんでした
いま、沖縄に来てこの原稿を書いている。
「うらやましい!」
と思うかもしれないが、そうじゃない。この号が出るころにはもう終わっているが、沖縄サミットの取材で来ているのだ。仕事、仕事。
これまでバラエティーだ、ドラマだという番組はさんざん書いてきたが、今回はじめて本格的に報道といっしょに仕事をしている。これが大変なんですね。
いちばん意外だったのが、「現場には情報がない」ということ。朝早く
119.会いてぇ革命
「これからはIT革命だ」
と突然、政治家や評論家たちが偉そうに語りだした。それを見て、
「あんたら、わかってて言ってんの?」
と思うのが、国民の正直な感想だろう。だって、どう見てもFAXですら自分で送った経験がなさそうな人達なんだもの。
かくいうぼくだって、よくわからない。が、よくわからないカタカナやアルファベットの言葉をありがたがるという風土が、この国にはある。
ここ10年のそのテの言葉
116.エキゾチックやなぁ
さっそく「ベガス帰り」を持ち出してイヤミだが、ラスベガスで話題のステージ「O」(フランス語で水という意味。オー・ド・トワレの、あのオーを一文字で表している)を見てきた。
これはサーカスとシンクロナイズドスイミングが合体し、そこにゆるやかな物語を持たせたもの。ハリウッド的ダイナミックな演出が施されていて、非常に素晴らしい!!
全編を貫く色付けはエキゾチシズム。かつてギャンブル一辺倒だったラス
115.リサーチャー
リサーチャーという職業がある。これはたとえば、ある番組で年の差夫婦の特集をやるとする。
「奥さんの方が二回り年上の夫婦、いないかな」
「で、もちろん奥さんは美人ね」
「元教師と教え子だったとか、そういう出会いのドラマが欲しいな」
「うん、欲しい欲しい」
などと、ディレクターとぼくたち放送作家が勝手なことを言う。
すると一週間後に、
「見つかりました」
という返事がかえってくるのだ。さらに、
114.ラスベガスにて
いま、この原稿をラスベガスで書いている……いいなぁ、カッコいい!一度こういう出だしの原稿を書いてみたかったのだ。
が、実は日本にいる。いや、たしかに来週はラスベガスに行くんですよ。このインターネット時代だ。どこへ行こうと、向こうで書いた原稿をパソコンのEメールで送ればいい。簡単な話だ……けどね、ぼくにはそれをちゃんと実行できる自信がない。で、いま先に書いておこうというわけ。あぁ、カッコ悪い!