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戦争体験のお話会


さて、ひな祭りでもある3月3日でございましたが、
平成31年初の田中さんのお話会だったのでした。
この日は新たに見えた方が2名、その方含めて5名でのお話会です

ちなみに、新たに見えた方のうちお一人は、大叔父になる方が、
田中さんが参加した南太平洋海戦で航空母艦・翔鶴の艦上爆撃機隊に
所属してたという方で、同海戦では航空母艦・エンタープライズの攻撃に
参加していたそうです。
その後、田中さんがいたトラックに転属(とはいえ、所属違いで配属先の島も違ったそうです)、田中さんもご縁のあった鑓水さんの上司でもあったとか。
すごい縁ですよね!

そして最近、田中さんが発見したという航空母艦・ホーネットが発見された、
ということで、皆で動画を見ました。


田中さんも発見されたのは耳に挟んでいたものの、
映像をみるのは初めてだそうで、どうにも感慨深い様子でした。
自分が見つけた艦が、自分の生きてるうちに見つかるというのは、
それは感慨深くなりますよね。

しかしこの南太平洋海戦では、偵察のほか戦果確認もしていた田中さん曰く、
「アメリカの艦船につっこんでいった味方が落とされるのは
目をつぶりたくなった」と。爆撃後に撃墜される味方もあったそうです。
そう言わしめる南太平洋海戦、大敗を喫したミッドウェー海戦では
搭乗員の損耗が、艦船の被害に比べて大きくはなかったものの、
南太平洋海戦では、ベテラン搭乗員も多く戦死してしまって、
その埋め合わせが以後できなかったくらいに搭乗員に
手痛い被害があったそうです。


なおこの日、一番の話題をさらっていったんじゃないかと思うのが、
常連の栗原さん(89)。


直前まで具合が悪かったらしく、その時に夢を見たそうで…
なんでも、色々な年齢や性別の人が大きな船に乗り込んでいる場面で、
自分が乗ろうとしたら、切符が違うと追い返されて、券売機に行ったら
お金がないことに気が付いて、すったもんだしてるうちに船が出てしまった、と。
本人以外のが「それは三途の川だったんじゃ?!」と突っ込みをいれるも、
ご本人は意に介してなかった、と思いきや…
お話会終わってからポツりと「あれ乗ってたら死んでたろうね」と、
やっぱりご本人が一番思っていたのを感じました。

…が、お話会では、栗原さんがそんな調子だったからか、田中さんも、
悪くない人生でしたか、とか栗原さんに聞き出して…。
まだ終わってないし(^^;;
周囲のがハラハラすることの多かった、新年初めてのお話会でした、まる。

次回は5月5日こどもの日 開催です!
お申し込みはこちらから
http://sayoyo.wixsite.com/okikurumi34



文・写真 トオル

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