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※素材はPhotoAC、illustACさんから※ 妄想が好き。小説を書くのが好き。読むのは少女漫画がメイン。 元キャバ嬢。ワーホリでオーストラリア、カナダに住む。フィリピンでバイトする。 英語はなんとなく喋れる。 自分の作品を世に出すために、ゆるく奮闘中。

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  • Letters(有料)

    主人公である河合恵(30)は、家族や兄弟と真の和解をしないまま、大人になってしまった。疎遠になった弟を日常で思いながら、街中で聞いた会話、同僚の家族関係を聞き、人と触れ合うことで、弟への複雑な思いを和らげていく。(一話は無料でご覧頂けます☆)

  • 愛されたい女の子たち

    短編小説、主に恋愛を題材としたものをこちらに投稿します(^▽^)/ こちらは無料で読んで頂けるので、一人でも多くの方に読んで頂き、小説家としての道を一歩ずつ進めていければいいな、と思っています☆彡 よろしくお願いします(*^^)v

  • ただ呟きたかった

    日記のような、思ったことを呟きます。お暇があれば、どうぞ(^^)

最近の記事

何故、キャバクラで働かないのか?

高校生でグレ始めた私は、家に帰らず夜の世界に飛び込んだ。 1日で10万以上のお金を手にした時は、渋谷にある1着1万円する服を何着も買って、本当に幸せだった。 好きなものを好きなだけ買える危険な幸福感は、私をクレイジーにさせた。 キャバクラで働き始めたのは、19歳頃から。高校はギリギリ卒業していたし、当時は20歳未満の飲酒は厳しく取り締まっていなかった。 もちろん最初は、どうして良いか分からないし、綺麗なお姉さま方に使えない田舎娘が来たと思われていただろう。 その頃は、化粧の

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    • 出会ってくれて、ありがとう

      「はぁ?男なんかに貢いでなんになるのよ!」 「寂しい時はうちらが一緒にいてあげるから!」 「ほんとに掛け返しに行くだけだからね! うちら外で待ってるから!」 ホストにハマり始めた18、19歳の頃。 当時の店の仲間が私をホスト遊びから救い出してくれた。 仕事終わって、朝まで居酒屋で飲み明かして、いつもいつも傍にいてくれた。 「あおいちゃん、話聞くよ」 24、5歳の頃、ゲストハウスでは喫煙組がいつも話を聞いてくれた。 そんなに泣くなよって。 笑った方が可愛いよって。 いつも

      • ボクらの軌跡

        「いーってらっしゃーい!地獄の果てまでいーってらっしゃーい!」 夜中の2時を過ぎた頃、バーキメラではショットを飲み交わし、賑やかな時間が訪れていた。 キメラの店長であるタツキ、同じくバーを経営しているショウゴ、バーを飲み歩くミナミ。この三人が集まると、誰が一番先に潰れるか、酒の勝負を始めるのが最近の日課になっていた。 「ミナミちゃん、今日こそオレが勝つから!」 「えー!タツキさん、この間ガチ寝してたじゃん!」 「いや、お前も寝てただろ」 元々水商売経験の長い3人だが、酒

        • 中学生に恋してる

          「可愛いな、マジで」 初めて出会った日から、恭一は私に対して可愛いとかイイ女とか言っていた。体を求めての口説き文句なだけかもしれないけれど、私の性欲も旺盛だったので、私達はすぐに体を重ねるようになった。 「ずるい...」 タイプの顔、セクシーな低い声、セックスの始め方も全てがツボにはまって、膣内はぐっしょりを超えて濡れ過ぎていた。 その中で、達さないように我慢する恭一はとても可愛かった。 きっと、出会ってから1ヶ月くらいは毎週のように家に行って、お互いを貪り合っていた

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        記事

          名前のない物語〜この恋は永遠だと信じてた〜②

          「オイラ、初めてのキスは10歳!酔ったおじさんだったよ!」 「...アクシデントだろ」 「そうなの!おじさんがすっごく酔っ払ってて、立ち上がるの手伝おうとしたら、バランス崩して倒れて、ぶっちゅーって!」 「やだー!キモイー!」 ジャサナは10年ほど前に経験した忘れられない恋物語について話していた。 皆暖炉の前に集まり、アカリはウィスキーを飲み、アカリの膝を枕にして寝転がるクルト、ルイとサクラは結界魔法で仲間を守りながら、魔法で作った雲のようなベッドの上で果物をかじりながら寛

          名前のない物語〜この恋は永遠だと信じてた〜②

          みらい日記

          「結婚、してください」 「っ...」 私の瞳を真っ直ぐに見て、指輪を差し出した。その真剣な眼差しと、目の前に輝く指輪を見て息を呑んだ。 そして溢れ出す涙... 言葉さえ出てこない、ただ幸せな気持ちが心に充満した。 今日は久しぶりに同じ休みで、彼は夜の仕事を終えて、短時間の睡眠で向かった先は、沖縄の北部にある、綺麗な海の見える場所での一泊デート。 「うわぁ...海まで1分かからないね!」 「そうそう、お客さんが勧めてくれてさ」 「ほんとに綺麗...!」 海を目の前にした

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          女性の不思議

          仕事中に体が火照り、手の中にぐっしょりと汗をかいた。 気がつくと脇汗も流れている。 そんなに室温は高くないはずなのに、違和感を感じた。 そして... 「あぁ...準備が出来ました... 今すぐいきり勃ったその男根を私の中へ挿れて!さぁ!!」 なんて喜び喘ぐ女性の秘めた場所... え? どうして? 今仕事中で、パソコンにかじりついて業務をこなしていたのに... 私の体に何が起きたと言うの...? 突然の出来事に、思考回路は停止した。 最近は禁煙していたことを忘れ、昼の仕事

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          温かい場所

          「カッコいいー!この歌好きー!」 笑って楽しそうに、他の客のカラオケを褒める。気持ちはキャバ嬢。私の通ってる大好きなバーにまた来て欲しいから。 お酒が入ると男性は、色んな女性が可愛く見えるから。こんな楽しい場所なら、また来ようかな、と思ってもらえるように、店長に好印象を持ってもらえるように... 「お姉さん、一人で飲んでないでこっちおいでよ!」 だけど、やり過ぎてしまったようだ。 全くタイプでもない男性に、口説いたらワンチャンあるんじゃないかと思われてしまったみたい。

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          嫉妬

          結局行動できる、相手に合わせられる女性が男性を持っていく。 例えその女性が既婚者であっても。 結婚相談所のお見合いで夜ご飯を共にした、一人の帰り道、人恋しくて通っているバーへ向かった。 スタッフは20代前半の子たちばかりだけど、みんな経験値が高いので話してて面白いのだ。 この日いた客は、 親の仕事で国を転々としているお坊ちゃん。 北海道から夫婦で旅行に来て、奥さんだけ先に帰り一人の時間を満喫する男性。 失恋したばかりの仕事で出張の男性。 結婚しているけど、女二人で海外旅行

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          名前のない物語〜この恋は永遠だと信じていた〜

          『良いか、娘たちよ。私たちは至高の存在である。我がゴシック家の名を汚すことのないよう、淑女として生きなさい。そして、素敵な殿方に気に入ってもらえるよう、先生の話はよく聞くんですよ』 世間知らずだったジャサナは、両親の言うことが常に正しいと信じていた。 至高の存在として生まれたからには、日々女性としての美と教養を身につけ、国の歴史から社交ダンス、お茶の淹れ方...ありとあらゆる花嫁修行をしてきた。 どういった殿方に見染められるのが良いか、先見の明を養う為にもチェスを通して、何

          名前のない物語〜この恋は永遠だと信じていた〜

          名前のない物語〜ドクとナリ〜

          『使えねぇ奴は失せろ』 『お前なんか生きてる価値ねぇ』 『あれ、なんか声聞こえるけど、気のせいだよな?俺たち以外、いないよなぁ!』 昔から除け者扱いだった。教えられたことをうまく出来ず、失敗しかしていない。成功したことが一度だってあるのだろうか、と自分を疑いたくなる程、ドクは人生の生き辛さを感じていた。 両親はいるし、兄弟も魔法を教える先生や王城の警備兵として立派に働いている。親兄弟は普通に生活出来ているに何故かドクは、昔から買い物さえろくに出来ない。 どうしてこんなにも出

          名前のない物語〜ドクとナリ〜

          名前のない物語〜ある母娘〜

          ようやくあたしは永遠の幸せを手に入れた、とハンが思えたのはほんの数日のことだった。 「綺麗な肌をしてるわね、フロア10」 ドームに入った初日は、好きなものを何でも食べさせてもらい、初めての酒を飲み、見たこともないとても美しい煌びやかな洋服やアクセサリーを身につけ、人生で初めてのハイヒールを履いた18歳のハン。 ハンが12歳の頃から働いていた武器格納庫に入ってきた耳寄りな情報は、やはり嘘だったのだと気付かされたのはドーム内に入ってからだった。 「へぇ、イイ女を連れてきたじ

          名前のない物語〜ある母娘〜

          名前のない物語〜終わり②〜

          「あ゛...あ、ぁ...」 ドーム全体が揺らぎ、建物が崩れ落ちていく中、闇魔法の消えた女王の声がかすかに聞こえて来た。 その声は、昔憧れたヒーローのものだった。 「イザナギ様!」 もう怪物ではない、命が消えようとしているかつてのヒーローは、アカリを見て微笑んだ。 「強くなったな、アカリ...」 苦しそうに、ヒューヒュー...とか細い呼吸をしながらも、しっかりとアカリの目を見た。 多くの子供たちを訓練してきたが、イザナギにとってもアカリは忘れられない少女だった。 最初

          名前のない物語〜終わり②〜

          名前のない物語〜終わり①〜

          「来たわね...私の可愛い子猫ちゃん」 「...もう終わりだ、観念しろ」 ドームに毒された人々の救出を終え、ついにこの国を支配する女王の元へ辿り着いた。 その昔、アカリを屈強の戦士に育てあげた、崇拝する師匠、イザナギ。 アカリを指導していた頃のイザナギは、小国の未来を担う希望の星だった。 女として生まれた者は必ずと言ってよいほど、イザナギのように強く美しい女性になりたいと一度は願った。 だが、目の前にいる女性は、かつて憧れたヒーローではない。怪物に己の全てを捧げたイザナギの

          名前のない物語〜終わり①〜

          名前のない物語〜はじまり〜

          この国が砂に埋もれるようになり、暑苦しい日々が当たり前になったのは2,300年ほど前からだ。 日中の暑さと極寒の夜に耐えられないか弱い者は簡単に命を落とす。激し過ぎる温度差だけではなく、砂の下に身を隠して人肉を狙う巨大モグラや愛らしい姿で見る者を魅了し、毒牙にかける狐、そして盗賊。 オアシスとオアシスを移動する際、死人が出ない方が珍しい。 砂と恐怖に囲まれた国にも名前はあったが、国民や外国の者は皆こう呼んでいる。 「シン-汚れた国-」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

          名前のない物語〜はじまり〜

          間違っているかもしれない、それでも前を見て進みたい

          「どうして沖縄にいるのか分からない」 と仲人に言われて、確かに、と思った。 実家のお隣さんに、喫煙者だった為罵声を浴びせられ、 「煙草、くせぇ!マジやめろ!」 煙がお隣にいかないよう、工夫して煙草を吸っていた。私が煙草を吸うと暴言を吐く奥さんだけど、向かい側に住む奥さんのママ友、喫煙者には言わない、煙草を吸うな、と。 お子さんを叱るときも、 「ふざけんじゃねぇよ、てめぇ!」 という暴言がよく聞こえていた。 「文句があるなら、かかってきなさいよ!」 私も子どもみ

          間違っているかもしれない、それでも前を見て進みたい