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自傷のこと。(克服済み)

〈私と自傷〉

自己紹介に自傷って書いててなんだこいつ!?!?!
メンヘラか??と思われてもいやなので、そろそろ記事にします。

私の自傷は皮膚むしり症とか強迫性皮膚摘み取り症というやつでした。

最近病名がついたらしいですが、私は小学生の頃から半年前まで20年近くもこれでした。

私の場合は主に親指の爪の横の部分を噛んだり爪でむしったりして
つねにささくれ、ぼろぼろ、ひどいときは血が出るレベルでした。

まわりから、どうしたの?ときかれても、「ちょっとささくれがひっかかって、、、。」みたいな意味不明な説明を繰り返していました。

ネイルしてみたり、絆創膏巻いたり、いろいろしたけど
ずっとずっとなおらなくて辛かったです。

結局、生き方を変え、ストレスが減り、心の安定が取り戻せた頃、自然に治りました。

気づいたら、キレイな手になってて、かみたい、むしりたい
という衝動が起きなくなり。ハンドクリーム塗って爪ケアして
はじめて自分の手を好きになりました。

やめようやめよう、とするより、「あー、私はこういう傾向があるんだ、こういうことしがちだな」と自覚して、あとはその原因のストレス源の方に対処する。それが一番でした。
むくのやめなきゃ、かむのやめなきゃとだけ思ってるのでは
解決になりませんでした。

昔の私みたいに自分を傷つけることによって嫌なことをやり過ごすしかない人が少しでも減ったら良いな、と思います。
自傷自体をやめよう!もうしない!と思うのではなく、自傷してしまう自分は何が辛くて何がストレスになっているのか?そちらに目を向けられるようになると良いなと思います。

〈自傷している人をみた人へ〉

「それ、やめたほうがいいよ!」って安易に言うのだけは、おすすめしません。

たしかに、自傷行為は良くないです。やめなければですが、自傷している本人はそんなこと100も承知です。よーーーーく分かってます。
自傷している自分が嫌いだし、自傷した部分は痛いし、見た目も悪くなるし、

この世で一番自傷やめたいのは、自傷している本人です。

じゃあ、何故するの??って思いますよね。気づいてほしいんです。自分を傷つけちゃうくらい何かに悩んでたり何かがストレスだったり、とにかくつらい。そんな自分の現状。それに気づいてほしい。それだけです。
だから、もしそういう人がいたら自傷行為を批判したり止めたりする前に
その人自身に優しくしてあげてほしい、かまってあげて欲しいと思います。

専門医でもない、一経験者の持論ですが、「やめなよ」という言葉にはなんとも言えない気分になってました。

逆に救われたのは、

さり気なく、ネイルケアのセットをプレゼントしてくれた友達(たしか誕生日プレゼントだったと思います)
自傷に言及もせず。本当にさり気なくくれました、受け取り方に個人差はあると思いますが、私はとっても嬉しかったし救われました。

ただただ、痛そうだね、よしよしってしてくれた人。治りかけのころに、その変化に気づいてめちゃめちゃ褒めてくれて励ましてくれたのも効き目ありました。

自傷自体には、気づいては欲しい。でも批判や非難はされたくないんです。
こう書いてるとただのワガママですが、自傷真っ最中の私はそんな精神状態だったなーと今この記事書きながら懐かしく思い出しています。

安易に「よくないよ!やめなよ」ではなく、「いたいよね、、、。でも大丈夫だよ。君はいいこだよーよしよし♡」でお願いします!!


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