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日々の一瞥

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日記と雑記
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過去の話

過去の話

ポエムです。

会社は男の人のものだと思っていた。仕事を最後決めるのは男の人で、それによって上に立つようになっていくのは男の人で、男の人同士の関係で物事は決まっていって、それは邪魔しないほうが身のためだと思っていた。そういうことは学校のクラスやサークルで学んだ。

仕事はできるだけ責任が少ない、あるいは2番目以降あたりのものを率先して選んでいた。そうじゃないと、相手方の男の人が強く出てきて、女じゃ

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雑学王と盛夏

最近野菜を多く摂るようにしたら、代謝が上がった気がする。とは言え外出もしないので夏なのに日焼けもせず、時々自分でも驚くくらい肌が生白い。古くなった皮膚や細胞を排出してばかりの場合、生産性が高いと言えるのだろうかとぼんやりと考える。

子どもの頃の夏の思い出。暑い8月の日曜の昼下がり(東京の最高気温は32度止まりだった)、母が5人分くらい茹でたそうめんを家族3人で平らげ、消化以外は何もしたくない気分

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しぶそばについて

しぶそばについて

渋谷駅というか旧東急東横にある名店「しぶそば」が9/13で閉店します。

大学時代、横浜でのボイトレの先生宅から4限の授業に向かう途中、遅いランチによく食べていました。駅の立ちそばにしては歯ごたえと香りの高い冷やしそば、つゆの甘さ、わさびの辛味。つゆを服に跳ねかしたら、大学でみっともない思いをするという恐怖と、悠長に食べると遅刻するジレンマ、今でも食べるたびに思い出します。

時は流れて今の会社に

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好きに生きよう

好きに生きよう

2020年1月12日しるす

新しい年が来て2020年です。今年の個人的なテーマは「心理的安全性」です。一昨年は「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」、昨年はたぶん「自律」(たぶんというのは後出しで、しかも結果的には未達)でした。こうして並べるとマネジメントの人みたいなテーマ続きですが、自分という厄介な相棒のマネジメントに手を焼いています。本年もよろしくお願いいたし

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見抜かれる覚悟を持って、互いの将来を確認する

見抜かれる覚悟を持って、互いの将来を確認する

個人的には、採用面接を面談と言い換える組織に勤めた年数の方が長くなりました。採用のプロセスはいまや双方向、お見合いみたいなものです。
こちらが相手を見抜こうとしているとき、相手も相性を見極めて選んでいます。短期の仕事なら少しのズレには目をつぶれるかもしれませんが、長く働いて付き合うことになる相手にはリスペクトが必要です。
仕事やポジションを間に挟んで相手と向かい合ったとき重要になるのは、「相手の」

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リモート会議しぐさ

リモート会議しぐさ

日本人が未だに苦手な、文脈を共有しないコミュニケーションが必要なリモート環境での電話会議、ハングアウト。ただでさえ会話が減り、心が上がらなくなりがちなリモートワーク中に、顔を合わせられる貴重な機会でもあります。その成果を最大化したり、お互いを上げていくための理想的なしぐさを集めました。

チャットやメールこまめに返事、お礼をする
はい!とか、ありがとうございます!とかシンプルで良い。既読の2文字だ

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サチオピアコーヒーすげえ

サチオピアコーヒーすげえ

サチオピアコーヒーに行きました。京王井の頭線新代田駅近くに、ほぼ月一回ペースで週末に開店するコーヒー店で、店主の平岡さんはコーヒールンバというお笑いコンビで活躍されています。

これまで3回行ったのですが、毎回各要素のレベルが高くて驚くので、感想を箇条書きにします。

・普通のコーヒーが美味しい。
期間限定の豆1種類と、レギュラーの豆が2種類ぐらいがだいたい常時飲めるのですが、どれも雑味が一切なく

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カタツムリのおんな

カタツムリのおんな

お知らせ: クローズドに公開するために【有料記事】にしています。そのため、有料部分にものすごく有意義なことは書いてないと思います。有料で読んでくださった分は、アイスクリームサンドを買って食べます。ごちそう様です!

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カタツムリを人間の目から見て不思議なところは、貝殻を背負っている見た目だけではなく、出会った相手によって性別を変えること。

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2番手、生き残る

2番手、生き残る

2018年10月20日しるす

先日、世界一高価なジンを飲ませていただきました。ウイスキーなどと違って一般的にジンは寝かさないそうですが、9ヶ月ものは香水にしたい良い香りだった。というか、コム・デ・ギャルソンの香水に似ていた気もする。26ヶ月ものは樽の香りがかなり移っててウイスキーみたいでしたが、それが世界で一番高価なジンなんだそうです。でも私は9ヶ月ものの方が好き。なんにせよ、今週は飲みすぎまし

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ストーリーは遍在する

ストーリーは遍在する

たぶんいま私はこういうことを目指して仕事しているんだと思う(細部はちょっと違うかも)、ということをマーケティング理論に落とし込んだ人の記事に出会った。
-「なぜか競争から抜けだす」企業の特徴とは?企業戦略へのストーリーの活用法

情報を出すことは単なるイメージづくりやアピールになるだけじゃなく、もっと人の行動を変えたり組織の能力の底上げをする力を持っている。ということを、仕事で目指しながら自分にも

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夜と欲望

夜と欲望

夜型人間だ。夜起きていたい理由は、世界を自分のものにしたいからだ。
夜中になら他の人はほとんど寝付いて、その隙に私が自分の欲望を叶えやすいと考えているから。

夜と欲望は相性が良い。昼の間に世界となじんだ自分は、世界の魅力と自分の欲望に目がくらみ、また自分のものにならない世界そして思い通りにならない現実での摩擦に疲れ、夜には思うさま夢を描けるようになっている。
夢は欲望の変形だが、夢が欲望を引っ張

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なりたい姿をイメージする

なりたい姿をイメージする

あるいは結果をイメージする。
例えば朝、出勤途中に、近い将来自分が何かをできるようになっている姿を。
あるいは夜、就寝前に、組織がひとつ成長した状況を、なるべく具体的に。思い描く。

朝、「きょう一日機嫌よく働く。そのためには何が必要?」と自分に問いかけて実行するだけでもいい。

自分を引き上げるのは、けっきょく自分。
朝が苦手でぼんやりしていることが多くて、毎朝一回は床に倒れ込みたくなってる私か

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シェアリングエコノミー脳になっていた

シェアリングエコノミー脳になっていた

もう10月も半ば。「色々すっ飛ばしてはやく今年の紅白見たい」と言ったら、「テレビ買わないと見られないよ」と友人に言われた。そう私の自宅にはテレビがない。でもテレビなんてどこにでもあるから私が買わなくても余裕で見れるじゃん。実家、近所の定食屋、スポーツバー、時間差でよければTVerもあるし。新聞は銀行の待合に、雑誌は美容室に、まあどちらも図書館行けば大抵あるよね。

宇多田ヒカルも村上春樹も吉野家も

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おげんさんの時代

おげんさんの時代

藤井隆が他人事と思えなくて好き(それはムーミンやワイヤーフォックステリアを放っておけないのと同じ理由)なので、「おげんさんといっしょ」第2弾の評判を見かけて、テレビを持ってないのに見たくてたまらず、放映翌日にわざわざ検索して見た。

藤井隆扮する隆子(たかしこ)の「ナンダカンダ」歌唱は、イントロの「嵐の素顔」アドリブへの対応から髪の振り乱しかた、終盤の叫び(謝辞)まで素晴らしかった。

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