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鈴木エイト氏の情報源と裏付け取材の危うさ


1.「安倍氏無償」仲間内からも見放された鈴木エイト氏

10月25日、スクープと銘打って毎日新聞の紙面に2021年9月、安倍元総理・トランプ元大統領が国連NGO団体のUPFにビデオメッセージを送った際の報酬額についての記事が掲載されました。スクープといっても12日にネット記事になっていたものなんですけどね。
記事の内容は「トランプ元大統領には報酬3億円が支払われ、安倍元総理は無償」。記事を書いた毎日新聞のアベガー田中裕之記者が要は何が言いたいかといえば「統一教会の関連団体に無償でビデオメッセージを送った安倍元総理はやっぱり統一教会とズブズブだった」てこと
案の定これに紀藤弁護士や有田芳生氏、アベガーの皆さんが一斉に反応していましたね(笑)

出典:2023/10/25付「毎日新聞」

ん?一応はまだギリ一流新聞紙である毎日新聞が「安倍氏は無償」と報道。あれあれ!?この記事にピーーーーーンチなお方が世界中で唯一人いらっしゃいますね(笑)そう!鈴木エイト氏です!


「安倍元総理はUPFから5,000万円の報酬を受け取った」というこの情報。世界中のジャーナリスト、いやジャーナリストじゃなくても世界中のヒューマノイドで唯一人、鈴木エイト氏しか入手していない情報なのです。
それをギリ主要メディアである毎日新聞がスクープと称し「安倍氏は無償」と掲載、エイト氏のお仲間である紀藤弁護士・有田芳生氏もこぞって反応とは(笑)。エイトさん、お仲間からも梯子を外されてしまったようですね(笑)

この件については10月4日にUPFが安倍元総理・UPFへの名誉毀損だとして鈴木エイト氏を提訴しました。

当サイトが指摘するようにエイト氏の発信する情報には事実無根の虚偽・デタラメ、エイト氏の妄想・思い込みの類が非常が多いです。
ではなぜエイト氏の発信する情報には誤りが多いのか?


2.鈴木エイト氏の情報源は全て◯◯

鈴木エイト氏の著書『自民党の統一教会汚染』からエイト氏の情報源=情報提供者を全て羅列します。

「教団内部情報」「教団内部資料」「内部の情報筋」「教団内部のあるルート」(*1)「内部情報」「情報筋(全2件)」(*2)「教団関係者」「地区教会幹部」「教団本部関係者」「ある自民党関係者」(*3)「内情を知る人物」「関係筋」(*4)「顔見知りの勧誘員」「東京教区の幹部」「教団のネット中継」「教団の公式チャンネル」

「関係筋」(*4)は、エイト氏に「福田康夫元総理とジョージ・W・ブッシュ元大統領が韓国の統一教会詣で後に訪朝する」という偽情報を伝えた人物です。この件に関し福田元総理は「全く聞いたことがない」福田事務所も「問い合わせを受けたことは一度もありません」とハッキリ否定しています。
このエイト氏に偽情報を流した人物「関係筋」(*4)もおそらくは教団内部の人物、信者と思われます。

【全編エイト氏の妄想ストーリーで繰り広げられる「統一教会、訪朝するかも!?の巻」はこちら🔽をご覧ください】


偽情報を流した「関係筋」(*4)と「ある自民党関係者」(*3)「情報筋(全2件)」(*2)を除いてエイト氏の情報源が教団発信のもの、教団の信者であることが分かります。

では、この教団発信の情報・信者発信の情報をエイト氏はどうように裏付け取材をし事実だと判断し記事にしているのか?


3.鈴木エイト氏の裏付け方法 具体例その①

3.1.「安倍総理が官邸に統一教会会長を招待した」とする根拠とは!?

2件の具体例からみていきましょう。

鈴木エイト氏″だけ″が入手している「2016年上旬、安倍総理が官邸に徳野統一教会会長(当時)夫婦を招いた」とする情報

出典:「やや日刊カルト新聞」2017年10月9日付
出典:「やや日刊カルト新聞」2016年12月26日付


最初に断っておきますが、このような事実はありません。全くの事実無根、虚偽情報です。安倍元総理が官邸に統一教会会長夫婦を招待したという事実はありません!
エイト氏が「教団内部のあるルート」(*1)から掴まされた偽情報
です。この件に関しての詳細は🔽の記事をご覧ください。

この件に関し安倍元総理暗殺直後に開かれた統一教会の記者会見でも教団は否定していたようなのですが、その後もエイト氏は各媒体、氏の近著でも誤った情報を繰り返し発信しています。この件に関わらずエイト氏は取材相手が完全否定した後でも否定内容には触れず「〜という疑惑もある」といった感じで発信を続けます。これはジャーナリスト()の姿勢として非常に悪質だと感じます。

ちなみに添付したエイト氏の記事、2016年と2017年で会長夫人の名前が違うのも気になるところです(笑)


3.2.「安倍総理が官邸に統一教会会長を招待した」と断定したエイト的裏付け方法

「教団内部のあるルート」(*1)から入手した「2016年上旬、安倍総理が官邸に徳野統一教会会長(当時)夫婦を招いた」とする情報を鈴木エイト氏がどうように裏付け取材し事実だと判断したのか?

結論からいえばエイト氏はこの情報について政府や国会議員・官邸周辺・官邸に詰めている記者にあたるなど事実確認のための裏付け取材を一切行っていません。1人の信者と思われる人物から入手した情報をエイト氏は一切裏付け取材をせず、その情報にエイト氏が独自の推測を展開し事実だと判断したに過ぎません。

エイト氏が裏付け取材もせず独自の推測を展開し事実だと判断し、世間に向け情報を発信した流れはこうです。
① 「2016年上旬、安倍総理が官邸に徳野統一教会会長(当時)夫婦を招いた」とする情報を「教団内部のあるルート」(*1)という信者から入手する(←この情報自体が偽情報)
② ①の情報を裏付け取材することなく盲信する
③ エイト氏が2点の「直感」に思いを巡らせる
 ・2013年の参院選時に信者間で流れていた「選挙終了後に徳野会長が安倍総理に会いに行く」という真偽不明の噂話をこれも事実確認せず盲信する(←信者間で実際にこのような噂話がされていたのかも不明)
 ・エイト氏は、2016年1月に結成した勝共ユナイトが安倍総理の意向・依頼で活動していると盲信している。この妄想と2016年7月の参院選とを結び付け、安倍総理が前月の6月上旬に統一教会会長を招いたのは参院選の選挙対策を練るためだろうと推測(←勝共ユナイトが安倍元総理の意向・依頼で結成・活動していた、とするのも事実無根、根拠のないエイト氏の邪推)
④ ③のエイト氏の推測から判断して裏取りもしていない①の情報は間違いない事実だと確信しネット媒体で発信


これがエイト氏が確信を持って発信した「2016年上旬、安倍総理が官邸に徳野統一教会会長(当時)夫婦を招いた」とする情報のエイト氏の取材の実態です。信者から入手した情報を裏取りせずに盲信し、エイト氏の誤った認識を元に更に憶測を重ね発信した情報なのです。

この情報については、エイト氏はサブカルブログサイト『やや日刊カルト新聞』で発信した後に、別の記事で裏付けらしきものを書いてはいます(笑)

首相動静にも載っていないこの首相官邸での“密談”を『やや日刊カルト新聞』で報じたところ、後日、ある教団関係者から「徳野会長と宗総会長の御夫人が首相官邸に招待されたことは教団内でも一部の人間しか知らないはず。なぜそのことを知っているのか」と訝しげに訊かれたことを付け加えておく。

出典:「自民党の統一教会汚染」鈴木エイト

う〜ん、この「ある教団関係者」の発言ってどうとでも読める発言じゃないですか?実際は事実無根の事柄なのだから「ある教団関係者」が発言したのは「されたことは」ではなく「されたなど」「されたなんて」だったかも知れません。そこはエイト氏が自由に聞き間違い、意図的に偏向記事を書いたかも知れませんしね。
その後に続く発言も「教団内でも一部の人間しか知らないはず。(私も知らないような情報を部外者である貴方が)なぜそのことを知っているのか」ともとれる発言です。
反統一教会感情が強く、何でも強引に結び付けるきらいがあるエイト氏ですので最初からバイアスがかかって信者の発言を聞いていた可能性があります。

お遊びのサブカルブログサイトとはいえいい加減な事実確認もしていない情報を発信し、後日に裏取りっぽい内容を後付けで発信するのはジャーナリスト()の姿勢としては如何なものでしょう。


それにしても、この裏付けっぽい内容の情報源にしろ最初の情報源にしろ2人とも教団の信者、🔽エイト氏のポスト的にいえば2人とも「UC内部からの情報」です。
エイト氏は他人には「外部からの情報と重ね精査しろ!」と要求するくせにジャーナリスト()鈴木エイトには全く外部からの情報と重ね精査した取材の形跡がないんですよね…。自分に甘く他人には厳しいタイプなのでしょうか(涙)


で、で、ですよ!!!
エイト氏にこの偽情報を流した「教団内部のあるルート」(*1)氏!
とんでもないことと繋がっていたことが分かったのです!!!


3.3.【衝撃の事実】「教団内部のあるルート」の正体

鈴木エイト氏に「2016年6月上旬、安倍総理は官邸に徳野前統一教会会長夫婦を招いた」とする偽情報を流した「教団内部のあるルート」(*1)氏

実はエイト氏がUPFから名誉毀損で提訴されるはめになった「安倍元総理はUPFから5,000万円の報酬を受け取った」とする情報を流した人物と同一人物だったのです。

出典:https://note.com/upfjapan/n/ncfb77fc4e018


勿論、安倍元総理がUPFから5,000万円の報酬を受け取ったという事実はありません!嘘・デタラメです!

一体誰なのでしょう!?エイト氏に定期的に偽情報を流している人物は!?果たしてその意図は!?

ワタクシ個人的にはエイト氏に「福田康夫元総理、ジョージ・W・ブッシュ元大統領が韓国の統一教会詣をした後、その足で訪朝する」という偽情報を流した、エイト曰く「関係筋」(*4)「内部情報」も「教団内部のあるルート」(*1)氏と同一人物だと睨んでいます。

それにしてもエイト氏は「2016年上旬、安倍総理が官邸に徳野統一教会会長(当時)夫婦を招いた」同様、UPFが正式に否定した後もこの事実無根の内容を自身の講演会で発言しているのですよね。
「安倍さんはその半額だという情報を得ていた。これ明言するとまた統一教会から通知書が来るのでいいませんけど」と嘯きながら(怒)。悪質というか仮にも一応ジャーナリスト()を名乗るのならその後にでも自分で追跡調査すればいいものを(怒)
悪質な人間には司法の裁きを、ということで通知書どころが訴状が届いちゃいました(笑笑)

「負ける要素が1mmもない」そうなので是非とも頑張って立証してください!

頑張れ!清史〜


4.鈴木エイト氏の裏付け方法 具体例その②

3.1.「勝共ユナイトは安倍総理の意向で結成・活動していた」とする根拠とは!?

次は鈴木エイト氏が「勝共ユナイトは安倍総理の意向で結成・活動していた」とする主張からエイト氏の主張の根拠と裏取り取材の仕方を確認していきましょう。

最初に断っておきますが、このエイト氏の主張も全くの事実無根、虚偽です。詳細は🔽をご覧ください。



勝共ユナイトとは国際勝共連合に所属する大学生ら若手メンバーが2016年当時メディアで話題となっていた大学生グループSEALDsに対抗するため自発的に結成した団体です。
その勝共ユナイトが街頭で活動するのを目撃したエイト氏が、どのように「勝共ユナイトは安倍総理の意向で結成・活動していた」と結論付けるまでに思い至ったか?エイト氏の思考回路を順を追ってみていきましょう。

ユナイトの活動と連動する自民党IT戦略特命委員長の書き込みを見て、私の脳裏にある疑念が浮かんだ。
翌月の参院選に向けて、ユナイトの結成とその活動には自民党安倍政権の意向が働いているのではないか。その意を受けた教団が2世信者を集めてユナイトとして活動させているのではないか。
初めて共産党が自民党にとって脅威となっていたこの時期に、安倍政権を支持し共に共産党を糾弾する大学生グループが全国の街頭に現れデモや演説活動を始めるとは、余りにもタイミングが良すぎる。

出典:「自民党の統一教会汚染」鈴木エイト

こうした背景(*選挙年齢の引き下げ・SEALDsの台頭・日本共産党の脅威)から、この時期に「現政権の政策・憲法改正を支持し、共産党を批判する反SEALDsとでもいうべき大学生グループが全国各地で自然発生的に声を上げ、支持を拡げている」との構図を最も欲していたのは政権・官邸筋だったのではないかとの推測が導かれる。

出典:「自民党の統一教会汚染」鈴木エイト


そうです!ジャニーズ会見でも発揮されたエイト氏の「直感」です!
この「直感」にプラスして
・「っあ!そうだ!2016年6月上旬に安倍は統一教会会長夫婦を官邸に招いていた。翌月の参院選の選挙対策を練ったに違いない!」(←事実無根)
・「っあ!そうだ!勝共ユナイト主催の勉強会に自民党の議員が参加していた!安倍が勝共ユナイトの活動の見返りに派遣したに違いない!」

という実際は時事無根の情報と自民党議員が勝共ユナイト主催の勉強会に参加しているという事実とを組み合わせ強引に導き出した結論が「勝共ユナイトは安倍総理の意向・依頼で結成・活動している」というものなのです。

「勝共ユナイトは安倍総理の意向・依頼で結成・活動している」の根拠はオレ!根拠オレのただのエイト氏の邪推なのです!
まだこの主張を続けているようですが…。私にはエイト氏は、非常に強い独善的な思い込みを持っている人物、もはや酷い妄想の域としか思えません。

3.2.「勝共ユナイトは安倍総理の意向で結成・活動していた」と断定したエイト的裏付け方法

鈴木エイト氏がウルトラダイナミックに「勝共ユナイトは安倍総理の意向・依頼で結成・活動している」と邪推した仮説をエイト氏がどのように裏付け取材し自身の仮説が事実だ!と確信したのか?


エイト氏が確信するに至ったその唯一の裏取りらしきものはコレ🔽です。

「ユナイトの結成や活動に自民党安倍政権の意向は働いていないのか」と尋ねた。すると「それは…どうですかね。分からないですね」と答えるではないか。自分たちが結成したはずなのに「分からない」と答えるユナイト代表。政権の意向が働いていないのであれば否定すればいいだけの話だ。キッパリと否定せず曖昧に言葉を濁してしまったことで、却って“政権の意向″という疑惑を際立たせる結果となった。

出典:「自民党の統一教会汚染」鈴木エイト


街頭活動をしている勝共ユナイトの大学生に直撃取材し相手がハッキリ否定しなかったから、だそうです…。
『自民党の統一教会汚染』で私が衝撃を受けたところですね。「いやマジかエイト!?エイト大丈夫か!?」と一旦、本をそっ閉じし天を仰ぎましたね。
相手が否定しないということは認めたことになる、と…。エイト氏と勝共ユナイトは対峙している関係です。いつもストーカーのように付き纏い批判記事を書いている相手にマトモに応対するでしょうか?体よくあしらわれたとみるのが一般的じゃないでしょうか?
「ハッキリ否定しないということは安倍の意向だ!」と確信しちゃうあたり…。ちょっと恐怖すら感じます…。

エイト氏が「勝共ユナイトは安倍総理の意向・依頼で結成・活動している」と主張する根拠は、根拠オレの邪推です。またその邪推を検証するような裏付け取材をエイト氏は行なっていません。
唯一の裏取りらしきものは対峙している相手が「否定しなかったから」…。これで確信を持ち発信できるあたりがさすが鈴木エイト氏としか言いようがありません。
なぜならエイト氏はジャーナリストとしてのノウハウも訓練も受けたことがない、山上被告がハネるまではおふざけ・おちょくり・お遊びで活動していた迷惑ブロガーだっただけですからね。おふざけのサブカルブログサイトに裏付け取材や事実精査・検証作業は一切要りません。思いつくまま適当に記事を書いていれば良かったのですからね。


5.まとめ

● 鈴木エイト氏の情報源はほぼ全て統一教会発信・信者発信のものである
● 鈴木エイト氏は入手した情報の裏取りをしない
● 鈴木エイト氏は統一教会信者から偽情報を摑まされることが多い
● 鈴木エイト氏の発信する内容はエイト氏の推測・憶測でしかない
●鈴木エイト氏は仮説を立てても裏付け取材・検証せず発信している
● 鈴木エイト氏は信者でも真に受けないような教団発信の情報を鵜呑みにし事実確認せず発信している
● 鈴木エイト氏は思い込み・盲信が強い
● 鈴木エイト氏はジャーナリストとしての訓練を受けていない

鈴木エイト氏は教団・信者から得た情報を裏付け取材し検証することなく発信しています。またエイト氏の情報や主張は、エイト氏が誤った情報を元に推論を重ねているに過ぎません。その推論についてもエイト氏は事実確認・検証作業などを行なっていません。
エイト氏の情報や主張に誤りや虚偽が多いのはこのためです。全く裏付け取材や事実確認・精査・検証をしていないからです。これは偏にエイト氏がジャーナリスト()としての訓練を受けていない、そもそもジャーナリスト・取材のノウハウを知らないからでしょう。

鈴木エイト氏をジャーナリストとして起用する主要メディアの見識も疑いますし、エイト氏自身、今後もジャーナリスト()として活動していくなら現状の取材姿勢を見直すべきです。

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