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不器用なひとたちに、加速する力を与えてくれる会社が誕生した

さゆちゃむ(@salily1214)です。お久しぶりです。昨日までフィンランド・ヘルシンキに4日ほど滞在していました。デザインが日常に潜んでいる文化を、雪まみれになりながら感じて来ました。この話はまた書きます。

さて。すごい会社が登場した!と思っています。防災ガールの顔でもある、田中美咲と中西須瑞化のお二人が会社を作ったよ。

morning after cutting my hair

世の中にもっと、恋をしたくて。
この世界には、まだまだ、もっと、不恰好ながらに輝けるものが満ち満ちている。
変化や課題の多い時代だからこそ、「心動かされる瞬間」の可能性を、わたしたちはもっと信じて生きたい。
髪を切った翌朝の、ほんの少しのときめきと、背筋が伸びるような気持ちを胸に、わたしたちは今日この日から、新たなチャレンジを始める。
世の中にある「課題」に挑む人たちの想いを伝え、感動と共感の力で、『人の心が動き続ける社会』をつくる。

個人的な解釈としては、防災ガールだけではみさきちゃんとすずかちゃんは暴れきれなくて、とうとう会社を作った、という感じ。防災だけにとどまらず活躍したほうがいいお二人だし、まさにそれが実現した。実は私もお仲間に入れていただいてしまいまして、とっても恐縮な状況であります。Collableと大学と、それ以外の「好きにやる場所」がほしいなと思っていたときに声をかけてくれました。今は1つだけプロジェクトに関わっているところです。

実は同時に、現在自分の法人(つまりCollableのこと)のリニューアルを、「マイヘア」のお二人を中心に相談させてもらっています。今日はその時に感じた、マイヘアの凄みについて紹介させてください。

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自分が大事にしてきたものを、もう一度、より広く遠くに届けられるために、Collableの全体像の見直しを図っています。といっても、SUSANOOに参加していたときからそうだったのですが、生み出しては壊して‥の繰り返し。展開したいことのロードマップとその中に潜む課題を見ていくと、どこから、どのように、広げていくべきか、かなり悩ましい2年間でした。基本的に自信もあまりない人間なので、失敗続くと周りとつい比べては凹んでしまうんですよね。(よくないね)

そんな折に、みさきちゃんが声をかけてくださり、今回Collableのリニューアルにまつわる議論をすずかちゃんも交えて一緒に行ってもらっています。

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よくこの手の議論をする際に、「わかりやすいマーケットに入ることが正義である」という議論に偏りがちになるなぁ、というのが個人的に悩みの1つでした。確かにそのほうが正解が見えやすい。でも、「そうじゃない何か」がクリアにならないまま議論が進むので、自分が立ち上げたのに、自分が置いてきぼりになるような気持ちになっていました。結局それって、自分たちに原因があって、大事な土台が未完成になっているからなんですよね。例えばビジョンとか、例えばミッションとかのような、チームを語る上で核となる要素のようなものです。Collableに関しては決してないわけじゃないんだけど、まだまだ未完成感があったし「土台を疑う」ことってすごく大事だなと思うのです。

もちろん、サービスアイデアから始まるパターンもあるんだけど、そのパターンになったとしても、私が納得できるものじゃないとあまり意味がないわけで、そこに対して批判的に見るためには、やっぱりその土台が必要なんだなと思ったりしています。それが固まっていれば、アイデアや事業を考えていても、自分たちが手がけて意味があるかどうか、やりたいと思えるかどうか、多くの人の問題意識に届けられるかどうか、を考えるものさしにはなりますよね。おそらく。

そんなわけで自分の実力不足をつくづく感じていたのですが、みさきちゃんとすずかちゃんがすごいのは、私たちが今まで積み重ねてきたことを深く深く理解しようとしてくれるところから、コトをはじめてくれることです。私たちとの間に共通言語をつくり、齟齬がない状態にしてくれること。そこからが彼女たちとの議論のスタートです。

そこから、改善すべきことを丁寧に抽出しながら、その改善ポイントに対して、一生懸命向き合ってくれます。安易にどう広げていくか、ではなくて、ぐらついた土台を見逃さないところから、彼女たちは議論をスタートしてくれる。お陰でめちゃくちゃ安心感があります。多分そういう姿勢は、防災ガールで培った姿勢なんだろうなということをすごく感じる。おかげで、私自身がこれから自分のチームをどうしていくといいのか、というのを副次的に学ばせてもらっている機会でもあります。

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そもそも、共通言語を作る過程に欠かせなかったなと今となっては思うのは、防災ガールで取材していただいたこの記事です。

[生き抜く知恵]vol.3 インクルーシブリーダーシップ
http://bosai-girl.com/2017/12/12/weel_03/

この記事、私たちが普段言語化しきれてなかった部分を、彼女たちなりに咀嚼していただいて、更に遠くのひとにわかりやすい言語で整えてくれているのです。決して私がこれをありのまましゃべったわけでなくて、色んな角度で私達の活動のこと、問題意識を語らせてもらったにすぎなくて、彼女たち自身が編集するとこうなった、というかんじで、とても感銘を受けました。むしろ感謝する他ないくらいでした。

そして、私たちの活動をより知ってくれるパートナーになってくれるところに、マイヘアの存在意義があるのはそうですが、加えて、「今できる範囲でどこからスタートするか」を見極めてくれます。彼女たちができることと、私たちのチームができること。その限界も一緒に見ながら、手がける範囲と順序を考えていく。そういうプロセスを辿れたのはとてもありがたかった。「こういうことはできるけど、後はこちらがすることはないから、後はそっちがなんとかがんばってね」とされることは多いけど、一緒につくっていくってこんな感じなのかなぁと、頭が上がらない状況です。

おかげで、「正しいけど、なんだか違う」という状況を脱することができて、形にしたかったことがもうすぐその輪郭を帯びてくる状況になりました。

まとめると、「やりたいことの土台をつくる」ことに寄り添いながらも、「自分たちの限界に寄り添ってくれ」ながら、着実な1歩を積み重ねるプロセスを一緒に辿ってくれるチームなのかなと思います。

・・・し、私も彼女たちから学んで、マイヘアでも貢献したいなと思っています。

新しいことを生み出したいひとって、本当に不器用だなと思っていて、それは、桜林さんの下記のnote記事に詳しく、深く深く頷く他ないくらい実感したんだけど、「マイヘア」のチームは「叶え組」かなと。

夢のある素敵な叶え組、これからも応援してもらえたらうれしいです。彼女たちに相談すると、すごく良いことがあるし、私も貢献できたらと思います。

Collableでは頼むことじゃないかもだけど、何か一緒にやりたいかも?みたいなことがもしあれば、お声がけください。

いただいたサポートは、多様な人たちとの関係性が当たり前にある社会の実現に向けて、Collableに寄付します!