私たちには、二つの自分がいる。

それは、自我の自分と真我の自分。

自我とは、真我の自分に制限をかけられている自分であり

真我とは、何の制限も掛けられていない

本当の自分自身のことである。

言うなれば、

何者でもない

純粋無垢な存在。

私たちは、元々真我の自分であったのだ。

そこからこの世に生まれ堕ち

自我が形成されていくのだ。

自我は、私たちを混乱に陥れる厄介な存在だ。

しかし、自我があることで、冒険と言う旅に出れるのも然り。

そう、私たちはこの世に冒険にきたのだ。

真我に目覚めるという経験をするために。

元々、真我の自分であるのに

わざわざ、制限のある自我を体験しに来ることに

何の意味があるのか？と

あなたは私に問うだろう。

しかし、私はその質問に

真っ先にこう答える。

それこそが、答えなのだ。と

自我から解放され、真我に目覚めていくその途中に

あなたが欲しかったその答えがあるのだ。

ある人は、私は愛されていたのだ。と涙をがなすだろう。

ある人は、私はもっと羽ばたいて良かったのだ！と希望を抱くだろう。

ある人は、自分だと思っていたのは、実は自分ではなかったのだと感嘆するだろう。

それこそが、あなたに感じて欲しかった経験であり体験

その答えなのだ。

そうして、あなたは

その経験を嬉しそうに私たちに語るのだ。

「こんな経験をしたんだよ！」と

そう、私たちにはあなたたちの経験が全てであるのだ。

怒り

悲しみ

喜び・・・

あなた方ひとりひとりの経験の全てが、私たち全体の繁栄につながっていくのだ。

あなたが、今苦痛を感じているそのものがまさに自我なのである。

自我はあなたに苦しみをもたらすものではない。

自我は、あなたに気づきを与えるものなのだ。

あなたが、本当の自分に目覚めるための気づきを。

その気づきを得るまで、自我はあなたを縛りつけるだろう。

そして、あなたを縛りつけるその自我から解放された時

あなたは自由になるだろう。

しかし、あなたがこの世で生きている限り

自我からの解放のプロセスは終わりを見せることはないだろう。

あなたがどれだけ、気づきを得、

自我から解放される経験をするのか？は

あなた次第ということにもなる。

自我とは、「恐れ」である

自我とは、「憎しみ」である

自我とは、「傲り」である

自我とは、自我とは・・・

いくつもの制限の掛けられた自分を超えて

本当の自分に目覚めていく素晴らしいプロセスを経験して欲しい。