大人を癒す島、ハワイ。

先日、結婚式とハネムーンを兼ねてハワイに行った。これが初ハワイだったわたし。それまで何となくハワイ=パリピのための島だろうと勘違いをしていたが(ひどい)実際に見て感じたハワイは、信じられないくらい豊かな自然と、温かい日差し、おだやかな人々にあふれていた。

7時間のフライトを超えて辿り着いた別世界

成田を21時頃出発し、ホノルルには朝10時頃到着した。ラウンジでギリギリまで仕事をして飛びだったせいか、真っ青な海、背の高いヤシの木、レストランで提供される美味しい料理のすべてが非現実的に思えた。

昨日まで灰色のオフィスでPCに向かっていたのに。え...ここは天国....?

こうして私は、高いチップと汗でベタつく肌を引き換えに、ハワイの魔法にかかっていく。

沈みゆく夕日を眺めながら、東京に置いてきた人生がどこに向かうのかを考える。リゾート地に来た人なら一度は感じるであろう、シティライフへの虚しさだ。


満員電車や駅の混雑を駆け抜けてきた日々。それは本当に「幸せ」だったのだろうか。

思えば高校生の頃から始まった満員電車での移動。人生の長い時間を随分と混んだ電車と乗客の体臭とともに過ごしてきた。だがそれが私にとっては「当たり前」だったし、大都会こそ生活の土壌だと思っていた。

しかし、自然の側で暮らす豊かさをハワイで知ってしまった。

田舎での暮らしを知らない疲れた大人になってしまったからこそ、余計そう感じるのもしれない。

少し歩くだけで砂浜があり、そこから先は世界と繋がる果てしない「海」がつづいている。のんびりできる大きな公園や、ディズニーシーでしか見たことないような赤茶色の火山。

ハワイには物質的な豊かさではなく、溢れんばかりの自然が横たわっていた。


東京は楽しくて刺激的な街だ。しかし、刺激の次には新たな刺激がやってくる。最後まで咀嚼することなく、次にやってくるものに心奪われる。そうやって生きることは本当に豊かなのだろうか。

それについていけなくなり遅れを取ったら、もう二度と立ち上がれない気がする。

ハワイはみんなが自分のペースで歩き、時に泳いだり、時にサボったりしている。お店の人が音楽を聴きながらレジで踊っていたり、お昼ご飯を食べながら接客をする姿は眩しくすら見えた。(アジアの諸外国や欧米・ヨーロッパの文化圏で時折見かけるコレは素晴らしいと思う)

そんな風に適度に力を抜いて生きていくことが私たちには必要なのだ、と心から感じた。

もちろん、実際に暮らせば観光では見えてこない問題や現実が突き付けられるのだろう。ハワイは東京のように便利ではないし、物価は高く土地も狭い。

だが、こうして文章を書きながらも、窓の外に見える灰色のビル群に違和感を覚える。「無い物ねだり」と言われればそれまでなのだが。

つぎに生まれ変わるなら、ハワイのロコか、無理ならウミガメでもいい。あの島のそばでのんびりと暮らそう。

そんなことを思いながら、今日も満員電車に揺られて会社に行く。

イヤホンからはSpotifyのハワイアンミュージックが流れる。

ぎゅっと目をつぶり、ハワイで見た景色を思いだそう。


#ハワイ #ひとりごと #エッセイ #東京 #結婚式 #夏休み

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Sayuri

英文学部卒業後、医療メディアで勤務中。日常の呟きや、友人へのインタビューを主に載せています。中国吉林省生まれの日本育ちです。

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