「今、○○について世の中でどう思われてるか」を簡単に知る方法

なにか企画を考える時に、いま、世の中では○○をどう思っているのか、という現状を知ることは有用です。
単なる思いつきではなくて、「いま、世の中では○○はこのように受け止められているので、これを提案します」という企画の背景があると、説得力が増します。

アンケート調査や事例の視察、ヒアリングなど、情報を得る手段は色々ありますが、サクッと企画のヒントが手にいれたい時にはこんな方法もあります。

①検索ボリュームを見てみる

Googleトレンドにキーワードを入れると、その言葉がどのくらい検索されているかが分かります。
似たような言葉を入れて比較してみると、言葉によって検索されている量が違うことがあります。それぞれ、どういう言葉とセットで調べられているかをチェックしてみると、傾向が分かります。
また、期間を長く設定して見てみると、周期性が見つかったり、ある時期から急に増えたという転換点が見つかったりすることがあります。その時期に何があるのかを調べてみると、トレンドが追えるかもしれません。

たとえば、今日、例にあがっているサッカーとアメフトを見てみると、アメフトは毎年9月に山があり、シーズンと連動して検索が増えている様子が見えます。
地域を日本に設定しなおすと、アメフトの検索が急に減り、日米の違いも感じられます。

②みんなのつぶやきを見てみる

もう少し生っぽい声を拾いたい場合には、twitterにキーワードを入れて検索してみます。アカウントを追えば人物像がリアルに浮かびあがってきますし、検索フィルターで絞り込みをかけて傾向を見てみることもできます。

たとえば、「令和」で検索してザーッと流して見るだけでも、これを機にキャンペーンを打っている会社が多いことや、アカウント名に「令和」をとりいれている人が少なくないこと、「令和になって初めて〜」というニュースや感想が多いことが分かります。
今年は「今年初」と銘打つよりも「令和初」の冠をつけると、つぶやきたい、話題にしたい気持ちを呼び覚ませそうですね。

【追記】
広報会議の記事によると、実際、改元にあたってプレスリリースも数多く出されたそう。その盛り上がりが連休直前だったというのもものすごくリアルで、ちょっと面白い発見。

③関連するニュースを探してみる

多少なりとも裏付けのある情報が欲しい場合はニュースを探してみるという方法もあります。Googleで検索をする時に、ニュースに絞って検索すると、個人ではなく、メディアが発信している記事が見つかります。

試しに「note」で検索してみると、今日は「noteで書くボタン」ができて、日経がそれをとりいれたという記事がトップに上がっています。これだけでも、noteはfacebookやtwitter、evernoteと並ぶポジションになったという、世の中の位置付けが分かります。

④友人知人家族に聞いてみる

普通に生活している人の感覚が知りたければ、身の周りの人に話を聞いてみると意外と発見があります。ものすごい仕事人間でなくても、普通に働いていれば自然と、特定の分野についての情報に多く接することになります。そうすると一般的な人と感覚のずれが生じてきます。周囲の人と話すと、「そうか、そこからなのか」と認識のギャップに驚くことも珍しくありません。

簡単なデスクリサーチでも、こんなふうに調べ方をちょっとひねると、きっといいヒントに出会えると思います。



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