カメラ&写真嫌いを変えてくれた動画

写真を撮られるのが嫌いで、機械も苦手で、写真にはまったく興味がなかった。そんな私が一眼を買ったのは『カメラの学校』と、世田谷美術館でやっていた花森安治展のおかげ。

取材のついでに写真も撮ってきてと言われて、どうやったら上手く撮れるのかを調べていた時に行き当たったのが“カメ学”だった。

お店全体をとるには広角レンズ。
そんな超初歩の初歩さえ、分からなかった。

初心者向けのわかりやすい本を読んでも頭に入らなかった私にとって、どういう写真を撮りたい時に何をしたらいいかをわかりやすく解説してくれた動画はとても貴重だった。

初歩の初歩でもひとつ「なるほど!」と理解できたら、うれしくて、続けて他の動画も見た。
写真やカメラのことをもう少し知りたいと思ったのは初めてだった。

そんな『カメラの学校』の主要な登場人物、ユリカメラ先生がnoteにその舞台裏を紹介してくれているのを発見してびっくり!

企画を考えるにあたって考えていたことについて、

カメラを初めて触る人、これからやってみたいと思う人にはどうしてもややこしいメカの話や、撮り方のありとあらゆる事が難易度高く、挫折してしまうと言う方が周囲に一定層いたのを思い出して

と書かれていて、まさにそれ私!とうなった。

そう、一言でもカメラ用語が出てきた時点でお手上げだったし、そもそも撮りたい欲が高くないから、構図を考えて撮るなんて面倒くさいと思ってた。きれいに撮りたいけど、よく分かんないとすっかり諦めていて、仕事で撮ることにならなければ、ずっとスマホで済ませてたはず。

ユリカメラ先生、一定層を思い出してくれて、ありがとうございます。

永久に上手くならないヒロキメンに救われ、写真って面白いんだねと感じ、私の実感はまさにユリカメラ先生の狙い通り。

いまだに苦手意識はあるけれど、写真を嫌いにはならないでいる。

写真のなかには「主役」があるということがわかって、どう撮るかを前よりは考えるようになった。たまには「前ボケをやってみよう!」なんてトライしてみるようにもなった。
おそろしくスローなペースで上達とも言えないけれど、「カメラ分からない!」「写真は苦手!」とシャットアウトしていた時に比べれば、前進だと思う。

それにしても、メガネをかけているのが先生だからだったとは。

「カメラの学校」のゆるい空気、本当にスキ。
いつか、リアルカメ学にも参加してみたいな。

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