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シャロンの歌詞を20年ぶりに読んだ

ROSSOのシャロン、無骨でかっこいい音楽と裏腹に甘い印象の歌詞が、たまらなくかっこいいですよね

サンタクロースが死んだ朝に ダダリオ・カマロがくれた
キャンディ・ハイウェイ 甘いマシンガン
ボーダーラインがにじんで消えた

シャロン/ROSSO

飽きもせずに聴いていたあの頃、自分は学生でした。何度も意味を理解しようとしたけれど、ずっととっかかりもなかったです。
けれど、20年ぶりにじっくりと聴いていたら、そういうことかなと思う解釈が自分の中でできてきたので、メモがてら書き残しておきます。
(あくまで名もなきファンの妄想です)

有名な サンタクロース、の歌い出しは「サンタクロースが死んだ=子どもであることから卒業した頃」「ダダリオ(ギター)カマロ(車)が、子どもの頃世界を彩っていたものの代わりに輝いてくれた」
「ボーダーラインがにじんで消えた=少しでも子どもな部分があった状態から卒業した」のかなと

そんな「大人になりたて」の頃の感傷を歌った曲なのかなと思いました

このように思って聴いていくと、どこか甘く切なく、優しい雰囲気の歌詞とメロディーは、10代の傷つきやすさや、見るもの全てへの鮮やかさを歌ったのではないかなと思えていきました

冬の星に生まれたら シャロンみたいになれたかな
時々 思うよ 時々
ねえ シャロン 月から抜け出す
透明な温度だけ
欲しいよ それだけ それだけ シャロン

シャロン/ROSSO

シャロンが、「冥王星」の意味を持ち、「冬の星」にかかる言葉なら、
「冬の星に生まれたら=違った風に生まれて、違った風に大人になったら、シャロンみたいなれたかな=もっと突き抜けてカッコ良い存在になれたのかな」
「ねえシャロン 月から抜け出す=ねえ、そんな突き抜けてかっこいい存在に生まれなかったとしても、せめてこの現状から抜け出すような」「透明な温度だけ 欲しいよ=突き抜けたものを持っているわけじゃなくても、せめて手に届くようなかっこよさを手に入れたいよ」

そんな意味なんじゃないかなと思ったのでした

その後に続く歌詞も色々思いを馳せますが、大筋で思ったことは以上になります。
チバさんは最高にカッコいいのは揺るぎないです。だからこそ、もしその裏に、ロックスターに憧れていた感傷的な少年時代があったとしたら。それを歌った曲なんだとしたら。それもすごく愛すべきことですよね

天国で最高にカッコいいライブをされていてください
久しぶりにこの曲をじっくり聞けて、いい夜でした