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日々の暮らしと音楽と〜現代のパワースポットで流れたハービー・ハンコック

紅葉の秋。

京都に賑わいが戻ってきた。

修学旅行生も目立つ。
お土産屋で八ツ橋を購入している。
これで京都市の財政が上向きになれば良いのだが・・・

京都に賑わいが戻ったのは嬉しい反面、悪く言えば密。

店内を独占できた二寧坂のスタバも今では満席状態。

2年振りに体感した京都市バスの満員状態。
大きいトランクがないだけでもまだマシではあるが。

2020年6月。
ちょうどコロナ禍にオープンした京都エースホテル。
そのホテルのロビーにある日本初出店のスタンプタウン・コーヒー・ロースターズが私のお気に入り。

京都の中の表参道ヒルズといった感じにリニューアルした新風館の中にある。

生まれ変わった新風館。
お洒落偏差値が高すぎて普段使いというより、非日常のトラベラー向き。
東京から京都に観光にきた人向けなのか?と思うくらいハイグレードなショップ揃い。

そんなハイセンスの巣窟にマラソン後のジャージ野郎がいたら私です。

ジャージ野郎でも受け入れてくれる懐の広いスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ。
隙がひとつも見当たらないエースホテルのロビーでゆっくりコーヒーを飲みながらPC作業をすることを至福の時間としている。

自分と同じ目的の同志もたくさんいるのでPC作業もためらないなし。
カフェでのノマドワークに小慣れた外人さんもいるから頼もしい。

そして何より自分を勘違いさせてくれるのがハイセンスな人たちに囲まれていること。
ジャージではあるが自然と意識が高くなる。
アクリル板を隔てて前に座っていた和装姿の男女の話が浮世離れしていて8割盗み聞きしてしまった。
恐らく一生役に立つことはないであろうお茶屋遊びあるあるが聴くことができた。

さらにお気に入りのポイントが高い天井に仕込まれたスピーカーから降り注ぐようなBGM。
音楽検索アプリShazamしっぱなし。

こんなに洒落た場所なのに居心地が良い。
そして根拠のない自信も湧いてくる。
これぞ現代のパワースポット。



BGMはハービー・ハンコックのSunlight

ハービー・ハンコックがヴォコーダーを用いて歌手としての一面を発揮した一枚だそう。

ベースが凄いと思えばジャコ・パストリアス、ドラムが痺れると思えばトニー・ウィリアムスが参加している。

ジャズはあまり詳しくないのでシンプルに好きかそうでないかで聴いている。

これは好きなアルバム。

全5曲。

全てが良い。

5年以上前に1曲目の「I Thought It Was You」をダウンロードしたが結局、全曲ダウンロードしてしまったというくらい珠玉の名曲揃い。

4曲目まではメロー。
どの曲もフリーソウルに収録していても遜色なし。
しかし問題なのがラストの5曲目。
今までの心地良いグルーヴに喝。
テクニックとテクニックの応酬合戦。
まるでピアノとベースとドラムの喧嘩。
静と動の高低差が凄い。
この曲がかかると3歳の娘が少しざわつく。

さすがにこの曲は店内では不向き。
Air Pod Proでお試しあれ。



最後までお読みいただきありがとうございました。

軽めのブログをやっていますのでご覧いただけたら嬉しいです。

sazmism-kyoto 京都で軽めに暮らす


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