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【突発性低髄液圧症候群】[7]リハビリ vol.6 〜 筋感覚 〜 詳細編

こんにちは、こるりです。
こちらの記事はリハビリvol.6の詳細Verです。

今回も盛り盛り書いてしまったので、お時間がある時にでもお付き合いいただければ嬉しいです。

ご参考までに、リハビリのゴールと目標はこちらです。また、本記事に対応するリハビリ成果のサマリはこちらです。

記事自体の位置付けは治療の流れで触れました 「 [7] リハビリ」になります。
自己紹介はこちらをご覧ください。


リハビリ6週目の成果

状態の変化 2023/7/10-7/16 → 💮

スタート
詳細は、前回のエンドを参照ください。以下、サマリです。
・「午後の壁」、突破。座位・立位は連続10時間を突破した日あり(友人と食事・おしゃべり)。休み休みであれば10時間以上を達成した日は2日あり。
・整体の調整で、体の痛みや状態が日々変わっている。ヨガ風のポーズ取るのが楽になってきた(特に首)。
・「30分の壁」、突破。歩きは40分ほど余裕で歩けるようになった。
・家事の制限が減ってきている。モップがけが腰にひびいている。
・脳外科の2回目の通院で、結果良好。次回通院は2ヶ月後(嬉)。

エンド
座位・立位は、連日30度を超える暑さのため、連続は5時間程度。トータル10時間以上の日は2日ほど。「壁」を意識せず、普通に過ごせるようになってきた。

整体ではこれから先どこを目標に進めていくかの選択をした。「ゆっくり急がず全体を底上げする」ことを選択して、施術ではなく運動を入れていくことを選択。先週までの運動に加えて、歩くための筋肉を刺激するポーズが追加となった。自分の筋肉や体の使い方で弱いところが明確になり、一人でも続けられている。

歩きは、60分ほど散歩できるようになった。だいたい10分1000歩程。
また、発病後初の電車に乗ってお出かけができた。(最寄駅から一駅)
この日は1万歩歩けたが、疲労と頭痛が3日ほど続いた。

起床時の首と頭の不快感(頭の芯がぼーっとする、重だるい)が軽くなってきている。朝あまり意識せずに行動に移せるようになってきた。
しかし、横になったりすると髄液のグワングワンと重だるさは感じている。


旦那の最高傑作?のオムレツ。
朝ごはんに出てくるのが楽しみ。

Y(やったこと) ※前回までとの差分

座位立位:
(差分なし)

歩き:
一度で60分ほど歩く事ができた。電車に乗って外出もできた。
6000歩〜10000歩/日を達成

整体:
歩行時の「筋感覚」のトレーニング(トランポリン、輪っかに足を入れて幅広のゴム紐を引く道具を使って)
ヨガ風ポーズの運動3つ追加
 ・三角のポーズのひねりあり
 ・三日月のポーズ (踏み込む足が右と左とで、上げる手を変える)
 ・戦士のポーズ
ミルキング・アクション ゆっくり 20分×1回
先週までの運動は継続

家事:
旦那に止められていた換気扇掃除をやる(ひねる体勢になる部分はやらず)
お米5キロを買って持って帰る(徒歩1分)

わかったこと(W)

身体の声を聞いて選択すること
前回の整体から1週間空いていたのですが、大丈夫だったことは少し自信につながりました。

そして、体の声を聞いて選択する事ができて、気持ちが楽になりました。
ちなみに他の選択肢は、PC作業を終日できる復帰(首の施術)、踊りに復帰すること(腰の施術)を目指すかでした。他の2つは自分の中で「うっ」となったので、よっぽどの事情がなければ選ばない選択肢なんだなと思いました。

整体の先生も、「いい選択だと思いますよ。複雑に痛めた部位については急がずに対応していく事が望ましいと思います。みなさん復帰を急ぎすぎて再発することが多いですから」とおっしゃっていました。(ちなみに、2箇所破れたのは複雑ってことのようです。よくある症例かと思っていましたが、整体の先生は今回初めて2箇所破れたケースを診たそうです。)

「自分で選んだから、やれる気がする」と前向きな気持ちになり、朝のルーティンに組み込んで取り組めています。

歩行の「筋感覚」
基本の動作は「歩く」なんですが、これがめちゃくちゃ難しいとのこと。確かに、踊りのレッスン中にうちら生徒がイマイチな歩き方をしているのが見つかると、特訓を受けることになるケースが多かったです。
今回の整体で、なぜ今までうまく歩けなかったのかが少し意識できるようになりました。

今回から整体での方針は「歩くときの筋感覚を感じてもらって足りないところと全体を動かす運動をする」になりました。

具体的には、歩きの動作を3つのパートに分けて、足裏の感覚を感じやすいようにトランポリンの上で動かして意識していくことをやりました。
それにしても、こんなに細かく筋肉の動きを感じようとしたのは初めてでした。

1.かかと(着地)
2.後ろの足を運ぶ動き(地面を蹴って前の足の横に引き寄せる)
3.2から着地するまでの動き(前の足を追い越して着地)

上記のそれぞれの動きの中で、骨盤の向きや使っている筋肉の箇所や感覚を細かく見ていくと、自分ができていないことが結構あってびっくりしました。
右が独特な使い方をしていること、左が踏ん張りがきかないこと等、うっすら感じていたのが明確になりました。一対一の場ってすごいですね。繊細な感覚を学ぶにはありなんだな、と思いました。

これを受けて片足ずつトレーニングをした後、軽いヨガのポーズをしながら意識する点を教えてもらい、日々やっていくことになりました。
このポーズはやればやるほどいいということです。最初は張り切って2回/日やっていましたが、暑さに負けて朝のルーティン1回に落ち着いています。

回数を重ねていくと、できなかったり苦しかったりしたポーズが少しずつ楽になってきました。それとともに首の痛みや真軸の違和感が左から右へ移っているのが面白いです。手応えがあるって、張り合いになります。

「10000歩」という負荷
目指してはいなかったのですが、朝の散歩に加えて電車に乗ってお出かけをした日が10000歩以上歩いていました。当日は疲れたなくらいだったのですが、翌日の朝は思った以上の疲労感と少し動くと頭痛がしてびっくりしました。完全に寝込まずにお休みしていた家事をしたり(例の換気扇掃除)、買い出しに少し歩いたりして調整していました。
3日経ったら戻ってきたので、このサイクルで予定を立てるのがいいのかもしれないという学びにつながりました。
線型的に負荷をかけるのではなく、負荷をかけたらゆるく休みを取るようにした方がいいってことですね。

珍しく二人ともお休みの日のおやつ。
今年は冷たい飲み物を摂れるようになりました。
冷え取りはお休み中ー

次にやること(T)

朝散歩と運動(3グループ)続ける
朝寝たまま運動
基本の片足立ちと回る運動
ヨガ風ポーズ+今回追加分 目標2セット
座る時は半跏趺坐
「左足が主役」意識も継続
朝散歩を継続。距離を伸ばす

休みを入れることと、お出かけの両立
電車に乗って近くの美術館に行ってみる
発症時の記事を形にする
その後の記事の構想を考える
行きたい場所・旅行の計画を立ててみる

おわりに

リハビリ6週目は、着々と前進している実感があった週でした。
また、体が変化してきていることをよく感じた週でもありました。

最近時々気になっていた、右腕を何かしらの角度で伸ばした時に感じていた背中の真ん中の痛みまでいかない違和感。整体の先生に「ブラッドパッチの箇所で、破れる心配はないでしょうか」と聞くと、「そうですね、ブラッドパッチの箇所かもしれません。発症してから3ヶ月くらいが経過しようとしている時期ですね。脊柱の部分は一番奥なので、血液量が少なく、治りが遅い傾向にあります。体はなんとしてでも、どんな形でも破れているところをくっつけようとします。3つほどの段階があるんですよ。」とのこと。
きっと今のままリハビリを続けていたら大丈夫なはずと思うことにしました。

少しづつやりたいことをやれるかもしれないと思えてきた週です。
体の声を聞くって大事なことですが、日々急かされている環境だとなかなか感じることが難しいですね。
自分は強制終了したので、急ぐことを諦めて、今できることを積み重ねていこうという心持ちになることができました。
一番いいのは強制終了せずに、自分がやりたいことについて、急ぐモードやゆっくりモードへの切り替えが自由にできることかなと思いますが、なかなか難しいですよね…。

みなさまはモードを切り替える時はどんなことをされていますか?
自分だけの秘密のルーティンっていいですよね。
暑い日々が続きますが、夏っぽくスカッとした1日をお過ごしください。


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