J1第21節 vs鹿島

ホームゲーム連勝!!!

スターティングメンバー

リザーブ:GK松原、DF岡本、MF梅崎、MF山田、MF古林、FW指宿、FWクリスラン

フレイレ、武富孝介がメンバー外なのは気になるが、最終ラインには坂圭祐が5月26日のアウェイ神戸戦以来の復帰。
5月17日のアウェイ浦和戦で先発回避した岡本拓也も久々のメンバー入り。
移籍加入した山田直輝、クリスランもメンバー入りした。

(前半まとめ)
・出足の速いベルマーレと、様子見のアントラーズ。
“不条理なスケジュール”の新たな被害者リストに鹿島の名前も入ってしまった。

今節、両チームの試合前の状態は恐ろしく対照的だった。
前節の札幌戦が2週間前に行われ、中断期間中に福島でミニキャンプを行って夏場の試合に向けて用意周到な準備を費やしたベルマーレに対し、アントラーズは水曜の夜にアウェイで浦和レッズと対戦。結果は1-1の引き分けに終わっている。

この酷暑の中での連戦、しかも今年の夏にアントラーズは安部裕葵、安西幸輝、鈴木優磨が欧州のクラブへそれぞれ移籍を決め、金森健志、平戸太貴も他クラブへ放出してしまった。

連戦が立て込んでるうえに、試合に出てる・出ていない関わらずに選手が居なくなってしまっているのは、編成する上でなんらかの影響が出てきているはずだ。
(法政大学から上田綺世を加入させたのはそれもあるのかな?)

それはともかくとして、アントラーズの先発メンバーにおいて、水曜の浦和戦からの変更はセンターバックの町田浩樹→チョン・スンヒョンのみで、後の10人は浦和戦からの連続出場だった。

休養たっぷりのベルマーレは持ち前の出足の速いサッカーを展開してゴールを狙いに行っていて良くも悪くも“いつも通り”だったが、試合巧者な生き方がクラブに浸透している鹿島はあえて“様子見”の姿勢を崩さなかったように思えた。
とはいえ、なんでもないリターンパスや、拙いゴールキーパーからのビルドアップなど、いつもの鹿島と比べると、頭と身体の重さがかなり効いているようにも見えた。

少し話が逸れるが、ベルサポなら記憶に新しいであろう、昨年のルヴァンカップ決勝から中2日で行われたジュビロ磐田戦、あの時のベルマーレは2試合連続で同じメンバーで闘って結果的に負けてしまった。
中2日では体調も体重も戻すことができず、最終的に試合のパフォーマンスに多大な影響を及ぼしてしまう。

昨年は“不条理なスケジュール”の被害に遭ったベルマーレだったが、今年はアントラーズが被害に遭ってしまった。
昨年のベルマーレはルヴァンカップだけだったけど、今年のアントラーズはこれからリーグ戦に加えて、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯が待ち受けている。

ちゃんと日程を組まないと、サッカーがサッカーでなくなってしまうので、せめて3日は空けるようにしてもらいたいな。

(後半まとめ)
・両チーム合わせて5得点が入り乱れるシーソーゲーム。
ホーム鹿島戦2年連続のブザービート弾で湘南圧勝!!!

後半4分の山﨑凌吾のゴールを皮切りに、7分には野田隆之介が2戦連発弾を決める。
巧みなポストワークで周囲の攻撃参加を促した山﨑凌吾、地上戦でも空中戦でも存在感を発揮した野田隆之介、シャドーのポジションで気を配りながら身体を張っていた松田天馬の3トップのコンビネーションアタックは、試合を通して鹿島を嫌がらせていた。

2点をリードしていたベルマーレだったが、ここから鹿島の“死んだフリ作戦”が発動。
フィニッシャーの伊藤翔と安定感のある山本脩斗を投入し、一気に攻勢を強める。
ベルマーレが疲れを見せ始めたのも、鹿島的には同点に追いつく大きな要因となった。

セルジーニョ、白崎凌兵が両サイドに位置し、伊藤翔を頂点、土居聖真をトップ下に起用して、中盤のスペースが空いてきたところを確実に突いていた。

しかし、ベルマーレは崩れることがなかった。
崩れるところか、試合終了直前に決勝点を決めちゃうとはねえ。笑

交代選手を入れるタイミングも、そして入れた選手の質も抜群に上がった。
岡本拓也、梅崎司、クリスランを途中から出すだなんて、ベルマーレは贅沢なクラブだなあ🤣

岡本は相変わらずの動きの良さを披露し、梅崎は終盤に決勝点に繋がるコーナーキックを獲得したし、クリスランはオフサイドの判定に泣いたとはいえど、あれだけのシュートを決めれる能力の高さを見せつけた。
今後のベルマーレの得点源になる…と、信じている。

クリスランと山田直輝は同時併用できるのかも気になる。
プレーの相性も良いだろうし、あとは試合の中でどれだけフィーリングが近づけるか、だな。

まとめ
・リーグ戦の今月の残りの相手は3つともベルマーレより順位が低い。
どうゆうことか、わかるよね?笑

3位の鹿島アントラーズに勝ったのは言うまでもなく、めちゃくちゃデカい。

しかし、これでベルマーレが調子に乗ると、また◯連敗するのか、という不安もあると言えばある。
大会のタイトル名が長いアトレチコ・パラナエンセの試合はともかく、今月他に試合するのはジュビロ磐田、サガン鳥栖、ベガルタ仙台、の3チームだ。

特に、順位が自動降格圏の磐田、鳥栖との連戦、上を目指すなら勝ち点6を挙げること。
こういうミッションを達成していかないと、上の順位は目指せなくなるし、下位チームのやる気を底上げさせたら、それはそれでめんどくさいことになるしねえ。笑

勝負の夏、反撃の夏。
緑と青の勇者の実力、また伸ばせることが出来るかな!?

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