J1第22節 vs磐田戦

今季3度目の連勝さ!!!

スターティングメンバー

リザーブ:GK松原、DFフレイレ、DF岡本、MF山田、FW指宿、FWクリスラン、FW山口

(まとめ)
・“形のある湘南”、と、“形のない磐田”。
ベルマーレの勝利は、ある意味必然。

試合は3-2でベルマーレが勝利した。

前半ATに磐田のコーナーキックを今野泰幸がヘディングシュート。そのボールを山田大記が“左手”で軌道を変えて、そのままゴールイン。

磐田の1点リードで折り返した後半だったが、2分で山﨑凌吾が2試合連続ゴールとなるシュートを叩き込み、同点となって膠着状態が続いた後は山田直輝のスーパーボレー(何度も言うけどファンバステンを彷彿とさせる!YouTubeで探せばある)で勝ち越し、杉岡大暉がフリーキック崩れからのスーパーミドルを決めて試合を決定づけた。
後半ATに磐田の大井健太郎にヘディングを決められて1点差には追いすがられたが、2試合連続で3-2の勝利を収めたことは結果的には良し。

試合を通してまず思ったことは、ベルマーレは攻撃にしても守備にしても、チームとして明確な“形”があった。
例えば、攻撃なら山﨑凌吾と野田隆之介のポストプレーで周囲の攻撃参加を促したり、右サイドの山根視来の後方からのパスから古林将太の突破力を生かそうとしたり、左サイドから杉岡大暉が仕掛けようとしたらあえてフォローに行かない時もあれば、金子大毅と大野和成がサポートしに行ったり、といった具合にチームとしてどのような狙いがあるか、その辺りの部分が磐田と比べて非常に明確だったように思える。

それに対し、磐田はどのように攻撃を行って、どのように守備を固めて、という狙いが相手としてみた時にかなり見えずらかった。

守備では最後の部分で大井健太郎、大南拓磨が身体を張る、とか、攻撃はワントップのルキアンにボールを集める、どうにかしてセットプレーを活かす(実際に点は取れた)、試合途中からはアダイウトン、荒木大吾といったアタッカーの選手を入れてスクランブルに攻める!、くらいしか策はなかったのかな?
川又堅碁、大久保嘉人が居たらまた違う闘い方にはなっただろうが。

話をベルマーレに戻そう。

この2試合で言えば、流れを作るという意味でも山﨑凌吾、野田隆之介、松田天馬の3トップはかなり良い働きをしている。
そして、後半になれば野田、松田→山田、クリスランにシフトチェンジして、ゴールへの圧力をより高めることができるのは大きい。
山田直輝は移籍後リーグ初出場で早速得点を奪い、2試合連続途中出場のクリスランは得点こそまだないが、“フィニッシャー”としての能力の高さはすでに示せているので、早いうちにゴールネットを揺らすことが出来れば、相手にとって更なる脅威となりうるだろう。

右サイドで古林将太、鈴木冬一のどちらかを先発さて、途中から負傷上がりの岡本拓也を出せるようになったのも、チームにとって嬉しい誤算となった。
コンディションさえ上がれば先発フル出場していてもおかしくない岡本が後半残り30分くらいで出てくるのも相手にとってはかなりイヤなはずだ。

課題らしい課題は、前後半のアディショナルタイムで失点してる、ということ。
サッカーの試合の中で一番スコアの動きやすい時間帯にもなるし、次節対戦するサガン鳥栖は、前節のセレッソ大阪戦で後半ATに相手のコーナーキックからカウンターを仕掛けて、最後は鳥栖の大エースの豊田陽平が勝ち越しゴールを決めている。

鳥栖は早く降格圏から抜け出したい気持ちにあると思うし、監督のパワハラ疑惑報道でチーム内情が大きく揺れているベルマーレをこのタイミングで叩いて少しでも順位を上に!、という狙いがかなり強くなると思われるので、ベルマーレとすればこれまで通りではなく、これまで以上の準備と対策を行って鳥栖戦に臨んでほしい。

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