不動産会社は「紙と電話とFAXが好き」のウソ

業界の攻略難易度に続き、誤って認識されているなー、と思うことを2つ書きたいと思います。

■Summary
・不動産業務は他社とのやり取りの中で完結するため、圧倒的多数のローテク会社に引っ張られる。結果、ローテクが最適化された状態になる。

・なので、それが最適化されたツールだからヘビーに使っているだけ。ゆえに、「紙・電話・FAXが好き」はウソ。


不動産会社は「紙と電話とFAXが好き」。まずはこれです。ハチャメチャ言われます。で、ほとんどがディスりの意味を込め、、、(涙)。不動産業界外部の方ならまだしも、業界周辺の方もよく言われます。

ですが、私の認識は違います。紙と電話とFAXが好きな人なんて、もはやこの世の中にはいないと思います。ただ単に、紙と電話とFAXが便利。以上です。ここに好きとか嫌いとかの要素は入ってきません。ただこれだと答えになってないので、掘り下げると、これまたソモソモ論なのですが、「紙と電話とFAXが最適化された状態になので、紙と電話とFAXが便利になり、紙と電話とFAXをヘビーに使っている。」です。今回はここについて書きたいと思います。

■不動産業務の「キャッチボール理論」

まずこれです。「キャッチボール理論」。(私が勝手に名付けました。。)

前回の記事で書いたように、不動産業務の商流は複雑で、管理会社と仲介会社は蜘蛛の糸が複雑に絡み合うように繋がっています。で、その繋がりの中身はスライドのように、物件の「検索」から始まり、「契約」に至るまでの6つのステップ全てにおいて、”イチイチ”相互の確認を経て完結します。要するに、自社単独で自社完結していないのです。

私はここに「不動産会社が紙とFAXと電話が好き」と言われる正体が潜んでいると思います。

■不動産業務はローテクに寄る

自社のみで自己完結しない、他社との「キャッチボール」が基本の業務の流れでは、常に相手の仲介会社の状態を気にしないといけない、ということになります。

この前提で、ある特定のイケてる管理会社がバッキバキにIT武装をし、「電話は一切受け付けません。チャットで即レスするのでチャットからお願いします。」、「FAXは受け付けません、メールかチャットに添付して送信してください。」、と言ったらどうなるでしょう? 仲介会社は、「あ、はい。ただ私チャットって利用したことないんですが。どうやって利用するんですか?お金は?」、「あ、はい。ただ弊社には紙をスキャンする機能がないんですが。。」、はまだましで、「あ、いや、メンドイんですけど、じゃあいいです。紹介する物件は他にうなるほどあるので。」、になり、チーーン、で終了です。※ここでは解りやすいように簡略化して話をしています。あとチャットがIT武装なのかも置いといて。。

要は、他社と絡み合いながらしか業務が完結しない不動産業務においては、自分以外のローテク(普通の・今まで通りのやり方でやっている)企業のリテラシーに合わせて、IT武装を計っていかなければいけない(相手がついてこれない。相手に引っ張られる、という不都合な真実)、ということになります。そうすると、業界のIT化のスピードは遅れ、ローテクという最大公約数のテクノロジーが最も効率な状態が長く続く、ということになります。よって、どんな不動産会社でも100%利用可能な、紙・電話・FAXの三種の神器が最も便利なツールとなり、紙・電話・FAXの利用頻度が高くなる、ということになります。

※とにかく、他社とのやり取りが発生している(商流が複雑)、ということが全ての理由で、これが全国の不動産会社全てが自社完結できる状態で業務を行えたとしたら(これは不可能です)、この業界のIT化は今と比べると圧倒的に進み、ハイテク化された業界になっていると思います。(lowに寄らず、highに寄る)

但し、業界内においてこの状態をなんとかしないといけない、という機運は当然にでており、「情熱の不動産テック」シリーズでおいおい記事化したいと思います。(今は「冷静の不動産テック」シリーズになっています。。)

以上が、不動産会社は「紙と電話とFAXが好きのウソ」で、好きじゃなく、最適化されてっから使ってんだよー!、わかったかこの野郎ー!、俺たちディスんじゃねーよー!、(不動産会社さんの代弁)です。

以上、日曜の晴れた日にスターバックス@大倉山店よりお届けいたしました。

↓ こちらのウソもご確認ください!

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