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共創自治区SHIKIAMI CONCON開発ドキュメント

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2019年10月、京都の二条城南東の式阿弥町にコンテナ19基、長屋3軒を有する「共創自治区CONCON(こんこん)」がオープンします。 この施設が生まれるまでの記録ブログです。 … もっと読む
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創造のためのコミュニティ今混サークルスタートします!

こんにちは! 初めましての人は、はじめましてNue incの松倉です。 突然ですが作り手のためのコミュニティ「今混(CONCON)」をスタートしました。 このコミュニティが目指すもの今混(CONCON)はKYOTO SHIKIAMI CONCONでNue incが主宰するリアルな場とデジタルの場を横断した架空のプロダクションです。 フリーランスやプロダクション勤務、学生など、クリエイティブ業務やビジネス開発などを業務とする人が所属する、もう一つの拠り所です。 所属するクリエ

こんこんの施設名称とロゴ開発プロセス

こんにちは、京都にできるコンテナ複合施設「こんこん」のコンセプト開発を担当してるNue incの松倉です。 気づけば「こんこん」の情報開示から数週間。あっという間に半分のテナントに入居者が決まりました。 今回は、「こんこん」という名前に至った理由やロゴの制作プロセスを公開していこうと思います。 依頼プロセスのデザインこのプロジェクトの制作ハンドリングは全て松倉のやりたいようにやらせてもらいました。ありがたき! ぬえさんの通常の案件では、以下のようなフローが一般的かと思いま

カミセン三人目の男登場。

『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』の川端ver.の第七弾だよ。 前回の終わりは、 建築をする上で、諸々、特に厳しい京都でやるには、ピースが足りない。 法律や条例に詳しく、役所関係に強い設計士。 いろんな人を思い浮かべて、ある人の顔が浮かんだ。 チベット僧のような高貴な見た目の魚谷繁礼建築研究所、魚谷さん。 実は、僕が以前の会社にいた時から、彼の名前は知っていた。でも、なかなか一緒に仕事をする機会がなかったんだな。 初めて一緒に仕事をしたのは、僕が独立した後、

カミセン二人目の男登場。

『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』の川端ver.の第六弾だよ。 前回は、ハード面、すなわち、コンテナ、建物、建築、法律面でメンバーが不足していて、僕の心にはある人が浮かんでいたという話までだったね。 今回、登場するのは、フロム大阪、muuraの中川さん。 自らのオフィスをコンテナでやっている人。 どうでもいい話で尺を使って、長くなるけど、よろしく。 出会いは割と衝撃的で、数年前、大阪のまちデコールってイベントのオープニングレセプションで出会ったんだな。 夜の僕

コンテナプロジェクト「テクスチャーが空気をつくる」

コンテナプロジェクトの名前が発表されました! 「こんこん」って名前なんです。不思議な名前でしょう。そうでしょう。 ロゴの話や、この名前誕生の話も次の機会にプロセスを公開していこうと思います。 サイトもできましたよ〜内覧会も開始してるので興味ある方はぜひ。 さて、今日は「テクスチャー」についてお話しようと思います! テクスチャーってなに?って人のために簡単に引用します。 テクスチャー(texture)とは、材料の表面の視覚的な色や明るさの均質さ、触覚的な比力の強弱を感じる凹

大事な話と入居検討者様向けの内覧会の話。

今までのメンバー紹介中心の流れをぶち壊すようですが、その続きを綴る前に、どうしてもお伝えしておきたい事が。 今まで、四回にわたり綴って参りました川端ver.『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』の第五弾となります。本来の第五弾は書き終えているのですが、今回、自らカットイン。 今まで、情報をチラ見せしたり、情報をどこまで出せるとか出せないとか、ちゃんと募集もしてなかったし、もちろん、法規制なんかの大人の事情もあるんだけど、なんか、もったいぶってる感じに見えてしまったり、な

カミセン一人目の男登場。

ハロー。 『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』の川端ver.の第四弾だよ。 黒真珠さんとの話で終わっていたよね。 どういう経緯かは忘れた。でも、とりあえず、現地に行った。そして、なんか、面白いコトしたいなって思った。 その時点できっとコンテナを使うアイデアは頭の中にあったはずだ。と、ほぼ同時にある男の顔が浮かんだ。 sbr。 知ってる? Nue inc/株式会社ぬえの松倉くん。 スゲエ奴。 完全にスゲエんだ。関わってるプロジェクトも多岐にわたり、そのどれ

はじまり。

『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』川端ver. の第三弾。 今回は、プロジェクトの初期微動の話。 そもそも、このプロジェクトが動き出したのは、トニセンの3人にうちの1人、黒真珠さんから、僕がバトンを受け取ったこと。 ちなみに、声をかけてもらった時点では、僕は、トニセン3人の中で、この黒真珠さんしか知らない。 黒真珠さんとは、僕が以前、勤めていた会社に在籍していた時に出会った。 結果的に、黒真珠さんと、僕が以前在籍していた会社の、最初で最後のカリスマと呼ばれた人

はじまりがはじまる前に。

実はね、この文章を書いてるのは『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』の川端ver.の第一弾『壮年よ、大志を抱け。』を書いた、実に数分後の出来事なんだな。 長い長い、ひとり時間差アップ。 そんな舌の根も乾かぬうちに書き始めた 『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』川端ver. の第二弾。 自分でも笑っちゃうけど、自ら思い付いてから、2年もプロジェクトに関わらせもらっていて、プロジェクトメンバーと2年も関係性を育んで来たらさ、伝えたいコトがいっぱいあるんだろうね。 と

コンテナプロジェクト「新しいプロセスの発明」

前回は京都で展開されるコンテナプロジェクトの始まりの話を書いた。 3年前このプロジェクトは始動しており、ホテル作りなどの発案してから完成までに時間がかかるプロジェクトに関わる僕としては非常に悩ましい課題があった。 それは、 「作ってるあいだに、コンセプトが古くなる」 という根が深い問題だ。 今回は、どのようなコンセプトを打ち出し、そこに至るまでどのような苦悩や結果があったかを公開していく。あまりコンセプトの紆余曲折は公開しないので若干ざわざわしている。苦悩を感じていた

壮年よ、大志を抱け。

2年前?くらいから、水面下で動いていたプロジェクト。 今年9月末の完成に向けて、これから、ピッチがあがっていく。 そう、1,2ヶ月前くらいかな? プロジェクトメンバーのひとり、sbrから「このプロジェクトでnote使うから、アカウント取っといて」って、言われて、noteを始めた。 そして、ついに、今日、彼から招待が来た。 その名も『コンテナプロジェクト開発ドキュメント』 今日の昼間に招待が来て、気付いたら、仕事の合間に、自然に書き始めていた。 そう言えば、さっき、s

コンテナプロジェクトはじまりの話

2019年9月末に京都に誕生する、おそらく京都発のコンテナ複合施設の2年以上におよぶ開発プロセスを回想とともに急ぎ足で振り返ります。 ファンキーからの誘いことの始まりは、週末だったか平日だったか思い出せない2年以上前。 京都で一番声がでかくファンキーなくせに実はシャイな川端チャンネルからの急な電話から始まった。 「おもろい相談あんねや〜迎えに行っていい?」みたいな感じだったはず。 声がでかいからスマホを離してても声が聞こえる。機密情報とか預けたらダメなタイプだなと思う。そ