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子供と一緒に風呂遊び

飲みに行かない限り、子供と風呂に入るのは僕の役目。
でも毎日一緒に入ってると飽きてくる。どうせなら入っている間、遊びを考えようと始めたのが「無言風呂」。

その名の通り、無言でジェスチャーだけで風呂に入る。
言葉を無くした父と子供二人は必死にジェスチャーで伝え合う。
風呂上がりにわからなかったところを聞くとブフッと笑ってしまう内容を伝えようとしていたり、面白い。言葉ってすごいんだなって子供たちと体感できる。

「三文字風呂」というのもある。三文字でしか喋れないお風呂。
「頭洗いやー」って伝えようとすると「あたま、あらえ」になる。
シャンプーとか超難しい。三文字以上になると謎の言葉になり想像し合う。これも結構盛り上がる。

簡単なものでいくと、体を自分で洗うようになってから、しっかり洗えてるかのチェックしてる。その時大体、肩とか背中とか見落としている。ここ洗えてないよって伝えるのは簡単なんだけど、すごいオーバーリアクションすると子供たちは喜ぶ。宇宙人でも見たようなリアクションとるときゃっきゃと洗い出す。

子供たちはまだ幼いから何も知らない。なので、僕も知らないような問いを投げかける。例えば、世界で一番深い海にはどんな生き物がいるかな?とか。この世界で一番くさいものって何だろうねとか。僕も知らない。なので風呂から上がって一緒に調べたりする。

子供と過ごしていると、人間って本当すごいなと思う。
素っ裸で僕らがいるだけで、いろんな遊びも想像も謎も生み出せる。
いつもと同じなのはいやだって、よく子供に言う。一緒に帰る道も同じ道だから違う道で帰ろうよって別の道で帰る。

知らないことを知っていくのって面白いね。
そして、知らないことを見つけたら嬉しいなー。
そんなことを話しながらぶらぶら帰る。

子供といると色々原点に帰れる。
25歳くらいで授かった子供で、もう10年くらい一緒にいるけど。
うるさいしわがままだし大変なこと以上に面白いことが多い。
子供と一緒に色々学んでる35歳。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。