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大人の公園

打ち合わせ場所に早く着きすぎた。
近所の公園でタバコ吸って時間を潰す。
ビルとビルの間にある忘れ去られた公園。

雑草生い茂る公園に座って、この公園を復活させるには何ができるか遊びで考える。新人時代からの癖。電車から見えた会社のアイデアを考えるとかずっとしてたら癖になった。

公園は子供向けの用途で作られる。
しかし子供は育つ。その地域の子供のパイにもよるがいずれ必要性はピークに達し緩やかに停滞していく。

これが分かっているのに公園は可変性を持たない。
考えうる理由として子供に足しての安全性が大きい。ブランコとかでも凄い金額がかかる。昔公園を作る提案をしたので遊具の単価感には腰を抜かした。

公園は無償提供されるものなので投資分を回収する考えがない。なので持続可能性を含んだ提案にはなりにくい。しかし公園の寿命を決めてるのはターゲットとなる子供のための遊具。

一定の年数で安全性を理由に作り直しなどのリメイクが入る。であれば子供向けではなく大人向けの公園のあり方を模索する方が大きな可能性がある。

少子化で子供は減りマンションが増えて地域コミュニティが断絶した日本で公園は次の役割に向かうべきじゃないかと思っている。

次なんか施設やるなら建築じゃなくて公園作ろうって提案をしたい。大人のための公園。雨天でも大丈夫な町の本棚とか、ゲートボールの年間リーグとか、不用品持ち寄った市が開催できるブースとか。

家に籠るより公園に行こうかなと思える場を考えてみたい。

#仕事 #日記 #エッセイ

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。