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軽やかに生きよう

奈良へすべて別件で3日連続通った。
鹿がいるだけでもうすべて許される感じ。
デザインの打ち合わせ、酒蔵、木材、山守たちとの会話。巨大な研究所の内覧。全部バラバラ。

朝一であるミュージシャンのMVのアイデア会議をし移動やらなんやらで飯食えず時計は17時をお知らせしている。過密すぎた…俺のミス。1時間後のmtgはオンライン。定刻通りにアクセスすれば会議に着席だ。

明日は久しぶりの東京。日帰りだけど。
一番仕事できるのは移動中になってきている。
引きこもりなのに…疲れる前に打ち合わせを減らそう。

今日、老人になれる器具をつけた。
膝が曲がり、くるぶしが動かない。老化とはこういうことか。車椅子にも乗った。驚くほど世界は不便にできている。少しの段差ですら困難なのだ。

これはいつか来る未来。
そう思った。そして少し怖くなった。

どんな良い仕事をしたとか、世界を前進させたとか、多くの人を感動させたとか。そんなものを薙ぎ払うように来る老人の時代。誰もが等しく老いていく。怖いし愉快だ。地獄の淵で踊るような奇妙さがある。

老人の自分を想像した時に今の仕事がとても軽く見えた。良い意味でね。軽やかになった気がする。成功しても失敗しても、どうしようもなく老化する。終には死が待っているのだから、どんな苦楽も等価値なのだ。

だとしたら後悔だけはしてくれるなよ!と未来の自分の声がする。どうせ結末は同じだよ。老いて朽ちる。だったら今どんな姿勢で生きたら良いかわかった気がする。

軽やかに生きよう。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。